半分、青い。:「東京編」キーマンは中村倫也 今度は“ゆるふわ男子”? 弓道美少女も再登場!

NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」で“女泣かせのゆるふわイケメン”朝井正人を演じる中村倫也さん
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NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」で“女泣かせのゆるふわイケメン”朝井正人を演じる中村倫也さん

 永野芽郁さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」は、9日放送の第33回でヒロインの鈴愛(すずめ)の旅立ちが描かれ、「東京・胸騒ぎ編」がスタートした。鈴愛のマンガ家修業とともに大きな見どころとなるのが、新生活の中で描かれる、鈴愛や律(佐藤健さん)の恋愛模様だ。制作統括の勝田夏子さんも「三角関係なのか四角関係なのか。(脚本の)北川悦吏子さんのある種、容赦ない筆致と言いますか、子供のころ無邪気に糸電話で呼び合っていた2人では、いつまでもいられないという感じになっていく」と予告する。キーマンとされるのが、次々と“役を着こなし、脱ぎ捨てていく”ことから「カメレオン俳優」などと言われている中村倫也さん。その気になる役どころは……。

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 「半分、青い。」は、大ヒットドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系、1996年)などで知られ、“恋愛ドラマの神様”の異名も持つ北川さんのオリジナル作品。1971年に岐阜県で生まれ、病気で左耳を失聴したヒロイン・鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、一大発明を成し遂げるまでの物語。

 ◇中村倫也は「仕事師」 魅力はつかみどころのなさ “マア君”には残酷な面も!

 今回、中村さんが演じるのは、律(佐藤さん)の大学の同級生で、“女泣かせのゆるふわイケメン”朝井正人。律にとって上京後に初めてできた友人で、ふわっとした雰囲気でつかみどころがなく、誰にでも優しい。不思議なことに絶えず複数の女性からモテ、その独特のムードに鈴愛もいつしか安らぎを覚えてしまう。

 中村さんが出演した2005年放送の朝ドラ「風のハルカ」で演出を担当していた勝田さんは、当時からよく知る人間として、中村さんのことを「仕事師」と呼ぶ。

 「舞台をたくさんやってきていて、読売演劇大賞で優秀男優賞を受賞するなど、本当にいい俳優さんになったと思います。彼自身は一つ一つ役を脱ぎ捨て、別人になっていくようなイメージがある。今回は特にそのつかみどころのなさが生かされている役どころになっています」と明かす。

 さらに勝田さんは「北川さんもあて書きなさる方なので、彼にしかできない、ぴったりの、本当につかみどころのない、一見ふわっとしているんですけど、すごく残酷なところもある男の子に描いている」と自信をのぞかせると、「結構スタッフの中にはマア君(正人)ファンが多い」と笑っていた。

 ◇あの弓道美少女は“魔性の女”だった? 鈴愛と律との絆に大きな影を落とし…

 恋愛模様ということで忘れてはならないのが、4月17日放送の第14回に初登場し、的と一緒に律のハートを射抜いた弓道美少女の存在だ。演じるのは、女性ファッション誌「ViVi(ヴィヴィ)」(講談社)の専属モデルで、近年は女優として頭角を現している古畑星夏さん。少女の名前は「伊藤清」で、わずかなシーンながら、凜(りん)とした美しさで視聴者の心をつかみ、再登場を期待する声が上がっていた。

 清は律と東京の大学で運命の再会を果たし、清の存在は鈴愛と律との絆に大きな影を落としていく。古畑さんも「清は少し謎めいた子。今までの朝ドラには出てこなかった“魔性の女”タイプ」と説明し、「回を重ねるにつれ、鈴愛と律との関係がどんどん面白くなっていくので、最後までやり遂げたいです。朝ドラの概念をひっくり返せる存在になれれば」と意気込んでいた。

 鈴愛や律、正人に清の4人が繰り広げる恋愛模様。その行方をどうかお見逃しなく。

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