テレビ試写室:出川哲朗の“充電バイク旅”SP “愛され出川”に癒やされ、幸せな気分に

バラエティー番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」の2時間半SPに出演する(左から)出川哲朗さん、縫田輝久ディレクター、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さん(C)テレビ東京
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バラエティー番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」の2時間半SPに出演する(左から)出川哲朗さん、縫田輝久ディレクター、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さん(C)テレビ東京

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、タレントの出川哲朗さんの冠レギュラー番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京)の2時間半スペシャルだ。

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 番組は、出川さんが電動スクーターで各地を旅するという内容で、充電が切れると、行く先々の心優しい人々に「充電させてもらえませんか?」とお願いしながら目的地を目指す“ガチンコ人情すがり旅”。7回の特番を経て、昨年4月からゴールデンタイムでレギュラー放送をスタートした。

 今回は、「あぁ美しき“伊勢志摩”ぐるっと一周100キロ!行くぞ“伊勢神宮”!ですが、小木も鬼奴も、伊勢エビにアワビにカキと食いすぎてヤバいよヤバいよSP!」と題して、レギュラー放送初回で目指した伊勢神宮へ。お礼参りするため、出川さんがおなじみのスイカ柄のヘルメットをかぶって、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さんと、お笑いタレントの椿鬼奴さんをゲストに迎えて珍道中を繰り広げる。

 充電しながら目的地を目指すハラハラ感や、出川さんら出演者の発言を全て文字に起こすテロップ、バラエティー豊かで楽しいBGM、時折挟まれる絶景……と見どころは多いが、記者は“愛されキャラ”の出川さんが、街の人と触れ合う様子に“ほっこり”。子供たちに囲まれたり、「少年、背中ふいてくれ」と自ら話しかけたり、少女に「デガワー!」と呼び捨てされても笑顔を見せる飾らない出川さんがいい。毎度おなじみの“言い間違い”はもちろん、“出川イングリッシュ”も飛び出し、思わず噴き出してしまった。

 そして、やはり出川さんには“引き”がある。たまたま食事をしようと寄った牡蠣料理屋が、30年の歴史に幕を下ろす最後の営業日で、閉店のあいさつに立ち会うことに。この場面にはぐっときて、思わずもらい泣き。皆から愛される出川さんを見るだけでなぜだか癒やされ、番組を見終わった後には幸せな気持ちが残った。放送は12日午後6時半から。

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