じゃあ、あんたが作ってみろよ
最終話 不器用な愛で、変われ!
12月9日(火)放送分
俳優の鈴木亮平さんが主演を務めるNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」のパブリックビューイングが20日、奄美文化センター(鹿児島県奄美市)で行われ、愛加那(とぅま)役の二階堂ふみさん、里千代金役の里アンナさんが登場した。二階堂さんはこの日、初めて大島紬(つむぎ)を着たといい、「着物が好きでよく着る機会があるのですが、またちょっと違う感じがします。帰ってきた島で、奄美んちゅとして登場することができたかなと思っています。高級なものとお聞きしていたので、こうして、皆さんの前に登場することができ光栄です」と語った。
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会場にはファン1200人が来場し、トークイベント中は、里さんらと島唄を歌ったり、島唄に合わせて踊ったりと楽しんだ様子の二階堂さん。「島唄の方々のすごく温かい空気が会場の中にいっぱいあって、今日はとにかく私も楽しませていただきました。また久しぶりに自分の中でいろいろな思いであったり、感情の揺さぶりみたいなものがあったり、たくさんの出会いがあった奄美に帰ってくることができてうれしかったです」と振り返った。
また今後の見どころとして、二階堂さんは「愛加那さんとしては出産という女性にとっては本当に大きなことがあって、激動の中での2人(吉之助と)の関係性が変わっていくところももちろん注目していただきたいです」とアピール。「それと同時に今までたくさんの歴史の中で、女性が陰で男性を支えて、そして涙をたくさん流していたというようなシーンもたくさん出てくると思いますので、そういったところに寄り添って見ていただければと思います」と思いを明かした。
一方、奄美出身の里さんは「島唄、そして奄美の歴史を皆さんに知っていただける機会ができうれしく思っております。皆さんに見てほしいですし、改めて奄美のことを知っていただきたいですし、知っていただきたいことがいっぱい詰まっているので、ぜひ見ていただきたいです」とファンに呼びかけていた。
「西郷どん」は、明治維新から150年となる2018年に放送される57作目の大河ドラマ。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿に、カリスマ藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。
「西郷どん」は、NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。
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