BOYS AND MEN田中俊介:29歳は「夢と現実の分岐点」 芸能界入りする前に父に言われた言葉は…

オムニバス映画「ジャンクション29」について語った田中俊介さん
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オムニバス映画「ジャンクション29」について語った田中俊介さん

 男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」の田中俊介さん、水野勝さん、本田剛文さん、小林豊さんが出演し、29歳の4人の若者を描いたオムニバス映画「ジャンクション29」(ウエダアツシ監督、山田晃久監督)が22日、公開された。4人がこのほど取材に応じ、1月に29歳になった田中さんは「(29歳は)夢と現実の分岐点、ジャンクションなのかな」と考えを語った。

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 映画は「ツチノコの夜」「結婚の条件」「バズる」「ジャンクション」の4編からなる。田中さんは「ツチノコの夜」で親のすねをかじりながら映画を作る自称映画監督の吉田健一を演じた。吉田が、高校の同窓会で当時好きだった女性と再会して急接近し、自宅に招き入れるが、そこに親友と当時の担任がやってくる……というストーリー。

 撮影は29歳になる前に行われたが、役とほぼ同い年だったため「今の僕が今しかできないリアルな役どころでした」と語った田中さん。「この世界(芸能界)に入るときに、父親に『30歳までに芽が出なかったら、潔く諦めろ。そこまでは応援してやる』と言われてやらせてもらった」と振り返りつつ、「そういう実体験でも(29歳は)夢と現実の分岐点だと思いますし、(今回の)映画でもそう描かれています」と話す。

 物語はコミカルな内容で、監督からは「小さな言動で心の変化を表現してほしい」と求められた。「こんなに突っ込みどころのあるキャラクターばかりが一堂に会する作品は、これまでなかったですね。コメディーなので、もっとコントっぽくやろうと思えばできるし、その方が分かりやすいし(作品の)爆発力もあると思う。でも監督が求めていたのが、そこじゃなくリアリティーだったので、その案配が難しかったですね。緊張感と責任感を感じながらも、撮影中は楽しみました」と振り返った。

 「結婚の条件」では水野さんが結婚相談所のカリスマ仲人を演じ、「バズる」では本田さんが動画サイトに動画を投稿する“バズチューバー”、「ジャンクション」では小林さんがマンガ家志望の男を演じている。

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