木村文乃:SPEC発動シーンで「ちょっとした小競り合いが…」

「SPECサーガ完結篇 『SICK’S 恕乃抄』」完成披露試写会に登場した木村文乃さん
1 / 18
「SPECサーガ完結篇 『SICK’S 恕乃抄』」完成披露試写会に登場した木村文乃さん

 女優の木村文乃さんがこのほど、東京都内で行われた「SPECサーガ完結篇『SICK’S 覇乃抄(はのしょう)』~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~」の舞台あいさつに登場。木村さんは、自身が演じる御厨静琉(みくりや・しずる)が特殊能力(SPEC)を発動させるシーンについて、「(現場では)御厨が(SPECで)どんな攻撃を作っているか誰も分からないでやっているので、玉の大きさとかが個人の感覚による。『こんな大きいと思っていた』『こんな小さいと思っていた』と、現場でちょっとした小競り合いが頻繁に起きていました(笑い)」と撮影を振り返った。

あなたにオススメ

 舞台あいさつには、松田翔太さん、竜雷太さん、堤幸彦監督、植田博樹プロデューサー、TBSの宇垣美里アナウンサーも出席。木村さんの話を聞いていた堤監督も、「編集していても小競り合いがあった。(自分が)思っている(CGで描いたSPECの攻撃)のと大きさが違うということは、しょっちゅうあるけど、そういうのがクリエーティブって感じじゃないですか」とうなずくと、木村さんは「クリエーティブってすごい。その一言です」と完成度の高さに感心していた。

 また、ドラマで注目してほしい点について木村さんが、「大事なせりふは『カニ』とか『お茶』とかでごまかしがちというところ。妙に早口とか、何かごまかしが入っているときほど(せりふを)ちゃんと聞いてほしい」と訴えると、堤監督は「怒っていますか」とちゃめっ気たっぷりなコメントで、会場の笑いを誘っていた。

 イベントでは、劇中に登場する宗教団体「インナープラネッツ」の邑瀬帝法(むらせ・ていほう)役の山口紗弥加さんと、その側近・大島優一役の佐野史郎さんが役になりきって乱入する一幕も。山口さんが「インナープラネッツの楽しい集会にお集まりいただき誠にありがとうございます。邑瀬帝法でございます」と役のままあいさつ。続く佐野さんが「大島優一役の佐野史郎です。恥ずかしくなっちゃった。山口さんずっと振り切っているから……」と苦笑いすると、すかさず山口さんは「山口さんってだーれ?」とツッコミを入れ、会場を笑わせていた。

 「SPECサーガ完結篇『SICK’S』」は、ドラマや映画が人気を博した「ケイゾク」「SPEC」に続くシリーズ最新作。「SICK’S」は、「恕乃抄」「覇乃抄」「厩乃抄」の3部作で構成され、眼帯がトレードマークの天才・御厨静琉(木村さん)と、元公安の刑事・高座宏世(たかくら・ひろよ、松田さん)が、特殊能力(SPEC)を持つ者たち=SPECホルダーを巡る権力闘争に立ち向かう姿を描く。

「覇乃抄」が動画配信プラットフォーム「Paravi(パラビ)」で、22日深夜から配信。全5話。配信前には「恕乃抄」の地上波版がTBSテレビ(関東ローカル)で18日深夜0時58分から5夜連続で放送されるほか、23日にはCS「TBSチャンネル1」で真野恵里菜さん主演の「SPECサーガ黎明篇 サトリの恋」全6話が一挙放送される。

写真を見る全 18 枚

テレビ 最新記事