直木賞作家・西加奈子さんの人気小説「さくら」(小学館)が実写映画化され、北村匠海さん、小松菜奈さん、吉沢亮さんが出演することが2日、分かった。映画は、長男が交通事故に遭い運命が大きく変わっていく長谷川家の姿を描き、北村さんが次男で大学生の薫、小松さんは超美形の妹・ミキ、吉沢さんは長男の一を演じる。
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ハンサムで人気者の長男、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹、平凡な次男の「ボク」に、家族に寄り添う愛犬のさくらという、風変わりだがごく普通の家族に、さまざまな試練が降りかかるが……という物語。映画「三月のライオン」などの矢崎仁司監督がメガホンをとる。
映画「さくら」は2020年初夏公開。
吉沢亮さん、小松菜奈さんをはじめとする本当に強力かつ個性のある共演者の皆様とお芝居できる時間がとても幸せに思います。一つの家族の大きな愛、小さな愛、一匹の犬にまつわる、愛情。端的には言えない、愛と情の物語です。丁寧に一言一言を紡いで力を合わせて作り上げていきたいと思います。頑張ります。
矢崎監督とのお仕事は今回が初めてで、共演者の方々と一つの家族になるのは緊張でもあり未知の世界ですが、これからこの家族にどんな色がついていくのかとても楽しみです。原作からも浮き出てくるリアルな家族のやり取りと喜怒哀楽の光景がとても微笑ましく、その中で感じる生きるとは何か、愛とは何か、家族とは何か、そんなメッセージが伝わる心温まる再生物語だと感じました。今回演じさせていただく末っ子のミキと常に向き合い、とても奮闘する日々になると思いますが、自分の感じた思いを大切にミキとして生きていきたいです。
矢崎監督、共演者の皆様は初めましての方ばかりで、皆様とどのような家族ができあがるのか、とても楽しみです。不安もありますが、監督と話し合いながらこの一家の光であり影である一という役を精いっぱい生きたいと思います。僕自身男4人兄弟で、女姉妹に憧れていました。妹、ワクワク。
さくらが新しい命をもらってどんな風に輝くのか、本当に楽しみです。
いつか挑みたかった西加奈子の世界。「さくら」には、私の映画史がすべて入っている。だから、この小説の映画化は、私以外誰にも監督させたくなかった。西さんから投げられたボールは、ド真ん中に投げ返そうと思います。「さくら」に出会えたことを神様に感謝します。
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