溝端淳平:故・蜷川幸雄さんとの出会いで「精進してきた」 8年ぶり民放主演連ドラに気合

6月にスタートする連続ドラマ「仮面同窓会」の会見に登場した溝端淳平さん(左)と瀧本美織さん
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6月にスタートする連続ドラマ「仮面同窓会」の会見に登場した溝端淳平さん(左)と瀧本美織さん

 俳優の溝端淳平さんが22日、東京都内で行われた6月1日スタートの主演連続ドラマ「仮面同窓会」(東海テレビ・フジテレビ系、土曜午後11時40分)の会見に登場した。約8年ぶりの民放連ドラ主演作となる溝端さんは、演出家の故・蜷川幸雄さんとの出会いが「大きかった」と話しながら、「舞台で難解なものにチャレンジして、成長できるように精進してきた8年間でした。その8年で経験したものを、映像でも出せたらなと思って精いっぱい演じました」と力を込めた。

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 6月14日に30歳の誕生日を迎える溝端さんは「23、4歳の時に、このままじゃ自分は成長できないという思いに駆られ、トンネルに入るような感覚があった。その時期に蜷川さんとの出会いがあり、舞台の魅力に没頭した。30歳になった時に、また映像のお話もたくさん来るような役者になれればいいねという話をしていた」と回顧。舞台での挑戦を繰り返し、30歳目前で今回の作品に出会ったことを「最初は鳥肌が立ちましたし、チャンスをいただけた分は、返していきたいなと思いました。身が引き締まる思いでした」と語った。

 蜷川さんとの思い出を聞かれると「みんなから好かれようとする生き方をする暇があるんだったら、芝居を考えて、泣いて悔しがって眠れない夜を過ごせ、孤独を味わえ、泥水に顔を突っ込みながら、もがき苦しめとよく言われました」と振り返った。

 「仮面同窓会」は、木村拓哉さん主演で映画化された「検察側の罪人」などで知られる小説家・雫井脩介さんの同名小説が原作。高校時代の仲間と再会した主人公・新谷洋輔(溝端さん)が、ひょんなことから当時、体罰をしていた教師に、いたずらのつもりで仲間たちと仕返しをするが、なぜか翌日、教師の遺体が発見され、仲間たちは疑心暗鬼に陥っていく……という物語。

 溝端さんは自身が演じる洋輔について「あまり特徴があるような役ではない。ヒントがあまりない中、(役を)探っていく、模索していくという作業が、楽しみでしかない。歩き方、目の動かし方一つにしても前よりも欲深く、楽しみながらできた」と語り、充実の表情。「展開が早くてハラハラドキドキする。見ている人を飽きさせない、続きが気になる作品。土曜の夜は仮面同窓会を見て、ドキドキして眠れなくなるような感じになっていただければ」と自信を見せた。会見には女優の瀧本美織さんも出席した。

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