テニスプレーヤーの松岡修造さんが6月1日、日比谷公園(東京都千代田区)で行われたパラリンピックドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」(WOWOW)発のスポーツイベント「ノーバリアゲームズ」に登場。イベント後、取材に応じた松岡さんは、時代が令和に変わった心境を聞かれ、「一人熱すぎるところがあるので、令和はちょっとぐらい調和しなきゃいけないかなって……」と自省しつつ、「少しでもみんなの熱さと共有できるようにやっていきたい」と代名詞といわれる“熱さ”を新たな形で持ち続けることを誓った。
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「ノーバリアゲームズ」は、年齢、性別、国籍、障害の有無を問わない参加者たちが、スポーツの楽しさを感じながら体を動かすことを目的としたユニバーサル・スポーツイベント。車いすバスケットボールのパトリック・アンダーソン選手、アルペンスキーのパラリンピックメダリストの森井大輝選手、水泳のパラリンピックメダリストの木村敬一選手、プロゴルファーの東尾理子選手、シドニー五輪競泳日本代表の萩原智子さん、総合格闘家の高阪剛さん、サッカー元日本代表で日本障がい者サッカー連盟会長の北澤豪さん、ラグビー元日本代表の大西将太郎さん、パラクライマーの小林幸一郎さんらが参加した。
司会を務めた松岡さんは、開会式で「スタッフを含め、これだけ不安で成功するかどうか分からないイベントはない。だって誰もやったことがない。成功するには、ただ一つ。ここにいるみんながノーバリアになること!」と力強く宣言してイベントがスタート。ゲストらがチームに分かれて、一般参加者と共にさまざまな種目で熱戦を繰り広げた。
閉会式では、参加した少年から「修造さんに金メダルをあげたい」と言われた松岡さんは、「どうもありがとう。気持ちはありがとう。でも、俺はもらえる資格がないの。濡れていないから」と直前に行われた水を使った競技に絡めて、ちゃめっ気たっぷりに話し、周囲を沸かせていた。
「WHO I AM」は、IPC(国際パラリンピック委員会)とWOWOWが共同で立ち上げたパラリンピックのドキュメンタリーシリーズ。リオパラリンピックの2016年から東京大会が開催される2020年までの5年間、世界最高峰のパラアスリートたちの生きざまに迫っていく。シーズン4が8月24日にスタートし、毎週土曜午前10時から放送される。全8回。
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