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11月21日(木)放送分
俳優の玉山鉄二さんが、10月からWOWOWで放送される連続ドラマ「連続ドラマW トップリーグ」で主演を務めることが6月27日、分かった。「震える牛」などの相場英雄さんの政治サスペンス小説が原作で、玉山さんは主人公の新聞記者・松岡直樹を演じる。玉山さんは、「間違いなく問題作? 話題作! 政治の闇、記者の闇、収賄、贈賄、汚職、忖度(そんたく)、不審死、さまざまな事件が私たちを翻弄(ほんろう)し、頭の片隅に違和感を残す作品になると思います。デリケートな作品なだけに丁寧に、真摯(しんし)に演じたいと思います」とコメントしている。
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原作は、食肉偽装問題など食の安全を問う「震える牛」、巨大企業の不適切会計問題を描いた「不発弾」など、社会のタブーに切り込み、その闇をえぐり出す小説で注目を集める相場さんの「トップリーグ」「トップリーグ2 アフターアワーズ」(ともにハルキ文庫刊)。
“トップリーグ”とは、総理大臣や官房長官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者を指す。玉山さんが演じる主人公の大和新聞記者・松岡直樹は、入社15年目にして政治部へ異動になり、官房長官番となる。破竹の勢いで永田町の中枢に上り詰め、瞬く間にトップリーグへ。一方、松岡と同期入社だった酒井祐治は、現在大手出版社で週刊誌のエース記者として活躍している。そんな酒井が「都内の埋立地で発見された旧紙幣1億5千万円」の真相を追ううちに、日本史上最大の疑獄事件が浮かび上がる。政界の深い闇に切り込んだ2人の男の運命は……というストーリー。WOWOWプライムで10月スタート。全6話で、第1話は無料放送。
玉山さん、原作者の相場さんのコメントは以下の通り。
――脚本を読まれた際の感想、撮影に向けての意気込みを。
あくまでもフィクションですが、文字からあふれ出るリアリティー、生々しさ、WOWOWの攻めている姿勢が、今後のドラマコンテンツのあり方を大きく左右する、そんな作品になると思います。私自身もそんな作品に携われることを誇りに思い、身が引き締まる思いです。
――この映像化を通じて届けたい思いや、視聴者の皆様へメッセージを。
間違いなく問題作? 話題作! 政治の闇、記者の闇、収賄、贈賄、汚職、忖度、不審死、さまざまな事件が私たちを翻弄し、頭の片隅に違和感を残す作品になると思います。デリケートな作品なだけに丁寧に、真摯に演じたいと思います。
――「トップリーグ」がWOWOWでドラマ化されることについてのお気持ちは。
「震える牛」「血の轍」「不発弾」に続き、WOWOWで映像化していただくのは本作で4度目。地上波や製作委員会方式の映画ではできない“際どい”、“危険な”原作を直球勝負で料理していただくのは著者冥利に尽きます。ドラマでは原作にはないシーンを加えていただき、さらにストーリーに深みと奥行きを出していただけると確信しています。一般の視聴者が知らない永田町の奥の奥や裏事情を、映像を通じて知ってもらえたら幸いです。
――主演の玉山鉄二さんについての印象や期待したいポイント、脚本を読んでドラマに期待することは。
さまざまなドラマで主役を張ってこられた実力派にご出演いただけることは、うれしいの一言。生真面目で曲がったことが大嫌いな「松岡記者」が、永田町の網に絡め取られていく様を体当たりで演じていただけたらと思います。原作者自身、「取材者としてブレない」と決めたはずが、永田町ではズブズブにされました。得体の知れない闇に沈む様を演じきってください。脚本の篠崎絵里子さんも本作で3度目のお仕事。ドラマの見せ場を熟知されているので、原作を凌駕(りょうが)するストーリーを紡いでくださると確信しています。
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