棚橋弘至選手:苦手な食リポもタッグマッチで解決? 地上波初レギュラーが「プロレスの入り口になれば」

レギュラー出演する「チャント!」のコーナー「週末 愛してまーす!!」について語った棚橋弘至選手
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レギュラー出演する「チャント!」のコーナー「週末 愛してまーす!!」について語った棚橋弘至選手

 新日本プロレスのプロレスラーで、岐阜県大垣市出身の棚橋弘至選手が東海エリアで放送されているCBCテレビの情報番組「チャント!」(東海ローカル、月~金曜午後3時49分)にレギュラー出演している。棚橋選手が地上波のテレビ番組にレギュラー出演するのは初めて。東海エリアのお出かけスポットを紹介する「週末 愛してまーす!!」と題した金曜のコーナーで、グルメリポートなどに挑戦する棚橋選手に話を聞いた。

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 棚橋選手は、同番組に出演が決まった際、「ものすごくうれしかったです。新日本でも真壁(刀義)選手や、本間(朋晃)選手など、地上波にたくさん出ている選手がいる。単発で(テレビに)出ることが多い中で週に1回、必ず出られるというのは、棚橋というレスラーをどんどん知ってもらえるので、すごくいいチャンスだなと思いました」と振り返る。

 4月にスタートした同コーナーは、すでにDVD化を希望する声が上がっている人気の企画。ファンからは「棚橋さんがいつも以上に楽しそう!」という声も届いており、棚橋選手も「すごく楽しいです! 収録も楽しいし、毎回ファンの方から感想も届くので、やりがいがありますね」と笑顔を見せる。

 一方で「試合との両立が大変なときもあります。食リポが多いので、おいしいものを食べたいという気持ちと、試合に向けてコンディションを作っていかないといけないという意志とのはざまで揺れています」と日本各地や海外で試合をするプロレスラーならではの苦労もある。両立で気をつけていることを聞くと「食べ過ぎないこと」とちゃめっ気たっぷりに語りつつ、「時間がないことを言い訳にしないこと」と短い時間でもジムに通ってトレーニングを続けている。

 また毎回、録画を見直して反省と勉強を欠かさないといい、同コーナーでコンビを組む同局の南部志穂アナウンサーから学ぶこともある。「(反省するのは)滑舌ですね。南部さんがやっている発声や滑舌の練習を習いながら、家に帰ってYouTubeで(滑舌の)動画を見直して、発声練習とかをして。大きい声でゆっくり丁寧に話さないと伝わらないことがあると心がけて話すようにしています」と明かした。

 コンビを組む南部アナに「100%頼っています」という棚橋選手。南部アナとのコンビを、プロレスのタッグマッチに例え「プロレスのタッグマッチは、お互いチームとして足りない部分を補って、1足す1が2以上になる。僕の食リポ(のレベル)が安定して低いので、ある放送のとき、僕が食べているシーンに南部さんの食リポが流れるということがあって『これはタッグマッチだ! この手があったか!』と。編集の力も感じましたし、頼りにしています」と信頼を寄せている。

 棚橋選手は「リングで活躍することも、もちろん大事。プロレスを知ってもらうためにする活動も大事。両輪で回していきたいんです」と言い、プロレスとの両立で苦労もある中、メディアにも積極的に出演。昨年は映画「パパはわるものチャンピオン」で映画初主演を務めた。「『チャント!』でも毎回反省して、滑舌を鍛えて食リポのレベルも上げて。プロレスの入り口になれたらいいですね。テレビに出ることで『プロレスラーがプロレスラーで終わらない』というところを見せたいんです。プロレスラーのその先を見せることが、今の僕に出来ること」とリング外での活動への思いがある。

 現在、20人の選手が出場する新日本プロレスの最大級の大会「G1 CLIMAX 29」(8月12日まで)が開催されており、今月27、28日には愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ、名古屋市中区)でも公式戦が行われる。連覇を目指す棚橋選手は「『チャント!』で見せている一面とは、また違う一面を見せたいと思います。『いつもパンケーキを食べているのに、ちゃんと試合してるんだな』って。『チャント!』見せます!」と力強く宣言した。

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