チュートリアル徳井:「いだてん」で大河初出演 元バレーボール少年が“鬼の大松”に

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演が決まった「チュートリアル」の徳井義実さん
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NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演が決まった「チュートリアル」の徳井義実さん

 お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんが、宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に出演することが8月22日、明らかになった。大河ドラマ初出演となる徳井さんは、1964年の東京五輪・女子バレーボール日本代表監督の“鬼の大松”こと大松博文を演じ、10月27日放送の第41回から登場する。

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 演じる大松は、女子バレーボールの実業団「日紡貝塚」を率い、175連勝という大記録を打ち立てた名監督。“燃え尽き症候群”になっていたところを田畑政治に説得されて現場に復帰、1964年、東京五輪で金メダルをもたらす。「回転レシーブ」などを考案し、その過酷な練習から 「鬼の大松」と言われた。代名詞となった名言「おれについてこい!」は流行語にもなった。戦時中はインパール作戦に従事、悲惨な戦場からの数少ない生還者の一人でもある。

 徳井さんは「宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマですし、阿部サダヲさんも大好きなので、めちゃくちゃうれしいです。中学・高校とバレーボールをやっていたので“鬼の大松”のことは知っていました。『そんな怖いイメージ、俺にはないし……』と一瞬ひるみましたが、大松監督を演じられるのはすごく光栄なことだと感謝しています。あの日のバレーボール少年に、『お前は将来、大松監督 をやるんやぞ!』って言ってあげたいです」とコメントしている。

 「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。

 中村勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」の実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつないでいる。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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