広瀬すずさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、9月16日から第25週「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」に入る。生き別れた妹・千遥(清原果耶さん)が娘を連れてある日突然、なつのアニメ会社を訪ねて来て……。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
娘がアニメ「大草原の少女ソラ」の大ファンだといい、なつのアニメ会社を訪ねて来た千遥。28年ぶりに千遥と再会したなつは感極まるが、嫁ぎ先に生い立ちを秘密にしている千遥は、あいさつするとすぐに帰ろうとする。
引き止めるなつに、千遥は神楽坂の小料理屋で働いていると明かし、お客としてなら来てもいいと言う。後日、咲太郎(岡田将生さん)、光子(比嘉愛未さん)、信哉(工藤阿須加さん)と店に入ると、出迎えたのは……。
「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽から手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……。
第24週「なつよ、この十勝をアニメに」は、東洋動画を辞め、新たな道を歩み始めたなつ。感慨にふける間もなく、麻子(貫地谷しほりさん)の設立したアニメ会社に出社早々、なつは作画監督を任される。下山(川島明さん)や神地(染谷将太さん)といった懐かしい仲間に囲まれ、「大草原の少女ソラ」の企画が動き出す。なつたちは、舞台となる十勝の大地へとロケハンに赴き、泰樹(草刈正雄さん)の語る開拓時代の話に心を動かされる。そして1974年秋、大自然の中に生きる家族を感動的に描いたアニメは話題を呼び、初めこそ視聴率は上がらなかったものの、少しずつ反響が出始め……という展開だった。
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