本木雅弘:斎藤道三の蝋人形と対面 「自分の分身のようにいるのは不思議な感じ」

斎藤道三の蝋人形と対面した本木雅弘さん=NHK提供
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斎藤道三の蝋人形と対面した本木雅弘さん=NHK提供

 2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」で斎藤道三を演じる俳優の本木雅弘さんが1月19日、岐阜市の大河ドラマ館や斎藤家の菩提寺である常在寺を訪問。またこの日は金華山ロープウェー乗り場に展示中の斎藤道三の蝋人形と対面した。

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 本木さんは「岐阜にお邪魔したのは3回目になりますが、金華山のエリアが非常に多くのお客さんでにぎわっていたことに喜びを感じました。ようやく道三公の蝋人形と対面ができました。髪形やひげの雰囲気など細部までこだわって再現していただき、自分の分身のようにいるのは不思議な感じでしたが、逆にその蝋人形から新たなエネルギーをもらいました。新たな対流といいますか、渦が巻き始めるような予感に満ちた対面ができたので、大変ありがたく思いました」と振り返った。

 常在寺では「最初に岐阜に来た際に道三塚にはお邪魔しており、常在寺にも来ておはらいもしていただきましたが、境内の中にある斎藤家の慰霊碑にはちゃんと手を合わせることができず、心残りでした。第1回が放送される前に無事に手を合わせることができました」としみじみ。

 さらに「道三は、父の代から国取りを始め、斎藤道三として名前は通っていますが、さかのぼると本名は西村なんですよね。そこから、お父さんが商人から武士に転じたときに下剋上のようなことをして、武士になって別名を名乗っていったんですね。西村から長井に変わり、そのあと斎藤を名乗りました。元々斎藤ではないんです。ですので、道三だけではなく、道三のお父さんが乗っ取ってしまった斎藤家にも手を合わせました」と振り返った。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマで、1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんによるオリジナル脚本。私怨により本能寺で織田信長を討った謀反人のイメージを覆す、勇猛果敢かつ理知的な天才・明智光秀(長谷川博己さん)を、史料がほとんど残っていない20代の青春時代から描写する。1月19日からNHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。初回は30分拡大。

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