モトーラ世理奈:公開初日にピカデリーでお忍び鑑賞 西島秀俊から「絶対ばれているよ」 映画「風の電話」舞台あいさつ

映画「風の電話」の公開イベントに登場したモトーラ世理奈さん(C)2020映画「風の電話」製作委員会
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映画「風の電話」の公開イベントに登場したモトーラ世理奈さん(C)2020映画「風の電話」製作委員会

 女優のモトーラ世理奈さんが1月25日、新宿ピカデリーで行われた主演映画「風の電話」(諏訪敦彦監督、1月24日公開)の公開記念イベントに、共演の西島秀俊さんらと登場した。本作の主人公・ハルを演じたモトーラさんは、司会者から全国公開を迎えた今の心境を問われると「昨日ついに公開して、私もピカデリーに見に来て……」と発言。隣の西島さんからは「ここに来たの!? 絶対ばれているよ(笑い)」と驚かれたが、「一番後ろの端の席に座ってたんですけど、こうやってのぞきながら皆さんがどういうふうに見ているのか気にしてました」と笑顔をみせた。

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 今作の主演をオーディションで射止めたモトーラさん。諏訪監督は「モトーラさんだけが全く違う存在感」と主役に抜てきした理由を明かした。西島さんも「諏訪監督の映画でやらなきゃいけないこと、やってはいけないことがはっきりわかってる人だと思いました。この現場がどういうふうに進んでいるのか、彼女を通して知りたいなと思うぐらいしっかりできあがっていた」と絶賛。続いて、共演の三浦友和さんも「モデルさんの雰囲気がありますけど、映画では女子高生の役なんですよ。その違和感が全くなく、すっと入っていける」とその演技力をたたえた。ベテラン俳優たちの称賛の声に対し、感想を求められたモトーラさんは「うれしいのと、ありがとうございます」と照れながら感謝していた。

 映画は、“天国に繋(つな)がる電話”として岩手県大槌町に実在する「風の電話」をモチーフに、東日本大震災で家族を失った少女が、故郷の大槌町に向かう過程でさまざまな人と出会い、生きる力を取り戻していく姿を描く物語。第70回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門への出品も決定している。

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