わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
女優の上白石萌音さんと俳優の佐藤健さんが出演するドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系、火曜午後10時)。2月25日放送の第7話では、上白石さん演じる佐倉七瀬が、佐藤さん演じる“ドS”ドクター・天堂浬(かいり)にキスをする場面が登場し、SNSでは「上白石萌音ちゃんのお陰でより一層キュンキュンが止まらない」などの反響を集めた。第1話放送後から、佐藤さん演じる天堂のツンデレっぷりにハマる視聴者が続出する一方で、上白石さんについても「可愛い」「上白石さんの演技が佐藤健くんとかみ合いまくっている」「吸引力のある演技」などの声があがっている。ドラマを手がける宮崎真佐子プロデューサーに、上白石さんの起用理由を聞いた。
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ドラマは、円城寺マキさんの同名マンガ(小学館)が原作。偶然起きた出来事で運命の男性となる医師と出会って恋をした七瀬は、彼に会いたい一心で猛勉強し、晴れてナースに。念願かなって5年越しに再会した天堂は、毒舌ばかり吐く超ドSなドクターで通称「魔王」と呼ばれていた……。天堂に素直な思いを伝え続け、くじけず突き進む「勇者」の七瀬と、「魔王」天堂の恋模様をユニークに描く医療現場が舞台のラブストーリー。
上白石さん演じる七瀬は、猪突猛進な新米看護師。患者から頼まれると、業務とは関係のないことでもついつい引き受けてしまうようなお人好しだが、ひたむきに患者に向き合う姿勢で、誰からも愛される存在に。生と死がすぐそばにある医療の現場で一生懸命に働きながら、ときに喜び、ときに苦しみ、ナースとして成長していく姿が描かれている。
これまで、七瀬に突然キスをして「これは治療だ」と告げたり、同僚の前で「俺の彼女だから」と交際宣言したり、バレンタインの日にさりげなくチョココロネを手渡したり……視聴者を胸キュンさせてきた天堂。第6話では、天堂が寝たふりをしてから七瀬へキスをする場面が登場。第7話では、天堂と七瀬のキスシーン3連発などが描かれ、2週連続で番組最高の視聴率を更新した。ドラマ公式ツイッターのフォロワー20万人を超えるなど、支持を集めている。
上白石さんとの対談で、佐藤さんは「まず(天堂が)魅力的である前提だったし、そうじゃないと成立しない設定にされているから、ちょっと頑張んないとな、みたいなところがありました」と台本を読んだ感想を語っていた。また、「どうやったら天堂が魅力的に見えるだろう?」ということを考え、「視聴者の皆さんに好きになってもらえるかということを一番の念頭に置いてやっています」と話していた。
その甲斐(かい)あって、視聴者からは「キュンキュンしまくり」「かっこよすぎて無理」などの声が飛び交っており、佐藤さんの狙い通りとなった形だ。一方で、「Yahoo!ニュース」のコメント欄では、「佐藤健くんにキュンキュンしてしまうのは、上白石さんの演技が佐藤健くんとかみ合いまくっているからここまで盛り上がる」という意見もあった。
宮崎プロデューサーに、上白石さんの起用理由について聞くと、「上白石さんはとても品があるので、少女マンガの主人公を演じても、嫌みなく可愛くなる(と思った)。少女マンガが原作のドラマの主役って、ドジっ子とか、あまりやりすぎてしまうと『こんな子嫌だ』となってしまう可能性がある。等身大の新人ナースをやってほしいという思いで起用しました」と説明する。
佐藤さんとの対談で、上白石さんは「どう頑張っても(原作マンガの)あんな可愛い顔にはならないので、内面でどう頑張れるか……。ちょっとでも可愛いって思ってもらえた方がいいので、このポテンシャルでやるにはどうしたらいいんだろうって。皆さんと向き合って会話する中で身を任せてという感じです」と話していた。
佐藤さんと上白石さんは、撮影現場で自身の「好きな食べ物ランキング」の話などをして、共演者とのコミュニケーションをとっていたという。宮崎プロデューサーも「周りの方も含めてすごく和気あいあい。すごくいいコンビネーション」と二人の印象を語る。
佐藤さんは、上白石さんの印象について「たぶん同世代、誰よりもしっかりしているんじゃないですか? 人間力がやっぱりあります。育ちがいいんだろうなというふうに想像をしているんですが、感心します。そういう意味で楽です。頼っちゃっていますね。役、作品、背負って、引き続き行ってもらいたいなと思いますね」と話していた。
第6話で、七瀬に「好きだよ」と告白した循環器内科の医師、来生晃一役の毎熊克哉さんは、「佐倉ちゃんは気持ちが真っすぐで、素直に応援したいと思えるかわいらしさがある。上白石さん本人も意思の強さを感じるので、佐倉ちゃんとかぶるなと。でも、上白石さんはとにかく気遣いがすごいので、真っすぐすぎてちょっぴり鈍感な佐倉ちゃんとは違うかな」とコメントしていた。
七瀬の同期、仁志琉星役を演じる渡邊圭祐さんは、どんなに疲れていても笑顔で臨み、共演者やスタッフへの気遣いを忘れない上白石さんを「人として素晴らしい人なんだなとすごく尊敬しております」と話していた。
第7話では、七瀬と天堂が遊園地でデートする様子が描かれた。2人でソフトクリームを食べていると、七瀬の鼻にソフトクリームがついてしまう。その姿に、天堂は「それ、俺は取らないからな」と言いつつも、指でふいてあげる。今度はわざと口の横にソフトクリームをつけて、甘えた表情を見せる七瀬に、天堂はまるでキスをするかのように、口でクリームを取ってくれて……という展開だった。
終盤では、体調を崩してしまった天堂を看病する七瀬の様子が描かれた。専属で看病するように七瀬を指名した上条周志(清原翔さん)について、天堂がやきもちをやき、「変なガキに好かれやがって。なんだ専属って。とても気にくわない。以上」とすねると、七瀬は「もしかして嫉妬?」と喜ぶ。そして、天堂にキスをして「これは治療です」と言ってはにかみ……というシーンが展開。2月4日放送の第4話では、天堂が七瀬にキスをして「これは治療だ」と告げる展開があり、“治療キス”と話題を集めていたが、今回は七瀬からのお返しの“逆治療キス”となった。
視聴者からは、「七瀬の『これは治療だ』可愛かった」「上白石萌音になりたい」といった声も上がった。上白石さんの演技について、「表現力が素晴らしすぎる」「アイス口につけて、んーーってするところや、『…これは治療です』の言い方、参りました」という声もあった。
佐藤さんと上白石さんのカップル具合について、「バッチリです!」と話した宮崎プロデューサーは、「意外と佐藤健さんが引っ張っているようで、実は上白石さんが引っ張っているんじゃないかなと陰ながら思っています」と話す。
3月3日放送の第8話では、七瀬に好意を持つ入院患者・上条周志(清原翔さん)は、天堂から暴力と精神的苦痛を受けたとして、訴えを起こす。上条の容態を見られなくなったことが気がかりな天堂は、代わりに七瀬にその想いを託す。循環器内科では、七瀬だけではなく、看護師たち皆で、上条の看病と精神的な支えになれるように協力し合うことを決意し……と展開する。物語の行方はもちろん、七瀬と天堂の胸キュンシーンにも期待したい。
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