俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の第9回「信長の失敗」が3月15日に放送され、“神出鬼没の三河の農民”こと菊丸(岡村隆史さん)の正体が明らかにされたほか、前回の終盤に登場した徳川家康の父・松平広忠(浅利陽介さん)の早すぎる退場、織田信長(染谷将太さん)が持参した父・信秀(高橋克典さん)への「祝いの品」など見どころ満載で、ツイッターでは「#麒麟がくる」が世界トレンド1位を獲得した。
ウナギノボリ
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第9回「信長の失敗」は、輿(こし)入れしたものの祝言をすっぽかされた帰蝶(川口春奈さん)は、ようやく翌朝帰ってきた信長と顔を合わせる。奇妙ないでたちだが、領民のことを思いやる姿、そして素直に前日の不在をわびる信長に興味を持つ。信長の婚儀に上機嫌な父・信秀と母・土田御前(檀れいさん)だが、信長が持参した祝いの品を見て、激しく叱責する……。
この日は冒頭5分で、広忠(浅利さん)が何者かに殺害され、あっさりと退場。SNSでは「えー浅利くんもう終了?」「早いって!浅利君!!」「なんとあっけない……」と早すぎる退場を惜しむ声が次々に上がった。
続いて菊丸(岡村さん)の正体が、竹千代(徳川家康)の実母・於大とその実兄・水野信元に仕える「忍び」であることが明らかにされると、「菊丸、やっぱ忍者だったか~」「やっぱりただの農民じゃなかったのね」「菊丸さんかっこいいよ」「ホントに服部半蔵なの?」などと視聴者は反応。さらに信長から信秀への「祝いの品」が殺害された広忠の“首”だったという衝撃的なシーンが流れると、「うわーー」「怖え……」「可愛い顔して恐ろしいことを……」「油断させておいてここでえげつないエピソード」「なんとサイコパスな……」とここでもSNSは沸いた。
同回の終盤には光秀(長谷川さん)の正妻となる女性・熙子(木村文乃さん)が初登場。光秀と熙子の再会も描かれた。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル脚本。若い頃、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜け、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下をめぐって争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。
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