5月2～5日に東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催予定だった日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット（コミケ）98」が中止されることが3月27日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた措置で中止されることになった。1975年の開始以来、コミケは会場の問題などによって、開催継続の危機に見舞われてきたが、開催そのものが中止されるのは初めて。コミックマーケット準備会によると、7、8月に延期することは考えていないという。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　コミックマーケット準備会は「同人誌を中心として、すべての表現者を受け入れ、継続することを目的とした表現の可能性を広げるための『場』であることを理念としているコミックマーケットとして、開催を中止するのは苦渋の決断です」と発表。

　今年冬のコミケ99は、12月29～31日開催予定だったが、今後、改めて期間、会場が確定した段階で公式サイトで発表する。

　コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。昨年12月に開催されたコミケ97は4日間で約75万人が来場した。