大沢たかおさんが主演し、TBS系のドラマ枠「日曜劇場」で2009年10月期、2011年4月期に放送された「JIN-仁-」全22話を再編集したSF医療時代劇「JIN-仁- レジェンド」の第6回(最終回)が、5月3日午後2時からTBSで放送された。第6回では、「完結編」として放送されたパート2の結末まで描かれ、SNSでは「涙腺ぶっ壊れたでありんす」「タオルがびちょびちょでありんす」「最後までボロンボロン」「本当に素晴らしいドラマでありんした」と同作に登場したおいらんの野風(中谷美紀さん)の言い回しを使って感動の声が多く上がった。
ウナギノボリ
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「JIN-仁-」は村上もとかさんのマンガが原作。東都大学附属病院の脳外科医だった南方仁(大沢さん)が、幕末の江戸時代にタイムスリップしてしまい、満足な医療器具や薬もない状態で人々の命を救う中、坂本龍馬(内野聖陽さん)や勝海舟(小日向文世さん)ら幕末の英雄と知り合い、歴史の渦の中に巻き込まれていく姿が描かれた。
第6回は、パート2の第9話「坂本龍馬、暗殺」、第10話「タイムスリップの結末…」、最終話「完結~時空の果て…150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末」を放送。
「この国を生まれ変わらせよう」とした龍馬の悲願だった「大政奉還」が慶応3(1867)年に成立。そんな中、仁は、現代の恋人の友永未来(中谷さん)が過去に「坂本龍馬は誕生日に死んだ」という史実を話していたのを思い出し、その暗殺日まであと1カ月だと気づく。「必ず自らの手で龍馬を助ける」と決心した仁は、咲(綾瀬はるかさん)、佐分利(桐谷健太さん)と共に龍馬のいる京都へ向け出発。その後、龍馬が歴史通り斬られてしまう。寺田屋の女将のお登勢(室井滋さん)らに見守られる中、仁は咲、佐分利の手を借りて、大手術に臨んだ。
数日後、咲が緑膿菌(りょくのうきん)に感染していることが判明。しかし、江戸時代に緑膿菌を治療する薬がなかった。そんな中、仁はタイムスリップする直前に緑膿菌を治療する薬をポケットに入れていたことを思い出す。その夜、江戸時代にタイムスリップした場所で薬を探していた仁は、現代で出会った包帯の男が錦糸公園から病院へ運ばれてきたことを思い出し、錦糸町へと向かう。そこで堀の崖から身を投じた仁が目を覚ますと、現代にタイムスリップしていた。仁は咲の病を治す薬を手に入れ、仁が江戸時代にタイムスリップをしたときと同じようにホルマリン漬けになった胎児を抱えて、病院の外階段へと向かう……。
その後、現代で回復した仁は恋人の未来が入院しているはずの病室を訪ねるが、未来の姿はなかった。そして、咲がどうなったのかを知るために文献を調べに図書館へと向かう……という展開だった。
咲が病院を開いていたことや野風の子を育てていたことが分かり、ラストでは、咲の子孫から渡された咲が書いたという手紙を仁が読むシーンがあり、手紙には歴史の修正力で名前が分からなくなった仁への思いが切々とつづられていた。ラストを見届けた視聴者からSNSで、「泣きつかれた」「最良ドラマ!」「神作品!」といった声も上がっていた。
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