放課後カルテ
第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
俳優の上川隆也さんが、11月からWOWOWで放送される連続ドラマ「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」に主演することが8月25日、分かった。ドラマは、中山七里さんの同名小説(角川春樹事務所)が原作で、上川さんは容疑者家族となってしまう有名週刊誌の記者を演じる。上川さんが同局のドラマで主演を務めるのは、2018年放送の「連続ドラマW 真犯人」以来、約2年ぶり。中山さんの小説を実写化した作品に出演するのは、2017年放送のドラマ「テミスの剣」(テレビ東京系)以来、約3年ぶりとなる。
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上川さん演じる主人公の志賀倫成(しが・みちなり)は、順風満帆なジャーナリスト人生を歩む有名週刊誌の副編集長。ある日、大学生の一人息子がストーカー殺人事件を起こし、自ら命を絶つ。スクープを追う側だった志賀は、一転して、容疑者家族として追われ、世間からバッシングを受ける日々を過ごす。別の雑誌へと左遷され、妻との関係もうまくいかなくなった志賀は、ある少女との出会いをきっかけに、事件の真相に迫っていく……。
ドラマの脚本は、映画「デスノート」「デスノート the Last name」、映画「スマホを落としただけなのに」シリーズなどの大石哲也さんが担当。監督は「相棒」(テレビ朝日系)シリーズ 、「執事 西園寺の名推理」(テレビ東京系)シリーズ、映画「探偵はBARにいる」シリーズなどの橋本一さんと、「ドラマWスペシャル 人質の朗読会」、スペシャルドラマ「愛を乞うひと」(読売テレビ・日本テレビ)などの谷口正晃さんが務める。
「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」は11月から毎週日曜午後10時にWOWOWプライムで放送。全4話。第1話は無料放送。
WOWOWさんとは、これまで長くご一緒させていただいたこともあって、その間にある信頼感には確たるものを感じています。今回も、もちろん作品の内容は伺った上ではありますが、お声掛けをいただいた時点でその信頼に応えたいという気持ちの方が強くありましたし、悩むことなくお受けいたしました。
今回の役は、これまでのWOWOW出演作品の中でも、もっといってしまえば、これまでのキャリアを見渡しても、演じてきたことのなかったような人物です。今はこの「志賀倫成」という男と、どのように相対することになるのかが楽しみです。
中山七里先生の「テミスの剣」に出演した時、日々味わっていた役者としてのスリリングな感覚は、今でも忘れられません。今回も先生の世界の中に浸れることを思い、今から期待に胸を躍らせています。この感覚をそのまま作品の中に封じ込めてお届けできるよう、スタッフ・キャストの皆様と足並みをそろえて臨みたいと思っています。どうぞご期待ください。
今年の3月に親本が刊行されたばかりだったので、ドラマ化の話をいただいた時には早いなあという驚きがありました。私の原作の映像化では最短記録です。意図的にタブーとされるテーマを選び映像化はされにくいと思っていたのでなおさらでした。あまりに突然だったので当初は少し不安でもあったのですが、主演が上川隆也さんと聞いた瞬間、「ああ、もう原作者が口を差し挟む余地は何もないな」と安心しました。上川さんは以前、他局制作のドラマ「テミスの剣」でも主演を務めていただき、全幅の信頼を置いていましたから。本作のテーマの一つは「全てを失くした者の再生」なのですが、上川さんなら見事に表現していただけるものと信じています。
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