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第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
人気刑事ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の20周年となる新シーズン「相棒season19」が10月から放送されることが8月26日、明らかになった。俳優の水谷豊さん演じる杉下右京と、反町隆史さん演じる冠城亘(かぶらぎ・わたる)のコンビが引き続き登場し、2人のコンビが6シーズン目に突入する。また前シーズンの最終話で登場した、森口瑤子さん演じる美人おかみの小出茉梨が、新レギュラーとして登場することも明かされた。
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「相棒」は、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・右京がその天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。反町さん演じる亘はシーズン14で登場。寺脇康文さんが演じた初代・亀山薫、及川光博さんが演じた2代目・神戸尊、成宮寛貴さんが演じた3代目・甲斐享に続く4代目の相棒だ。
新シーズンには警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二さん)、警視庁副総監・衣笠藤治(杉本哲太さん)、警視庁広報課長・社美彌子(仲間由紀恵さん)などの上層部や、捜査1課の“両エース”こと、伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)、組織犯罪対策5課・角田六郎課長(山西惇さん)、サイバーセキュリティ対策本部の青木年男(浅利陽介さん)らレギュラーメンバーも登場する。
20周年イヤーの幕開けを飾る初回スペシャル「プレゼンス」では、事件の真相に迫る特命係の2人が、VR(仮想現実)の世界へ足を踏み入れる。警視庁交通機動隊員(白バイ警官)・出雲麗音(篠原ゆき子さん)が銃撃された事件を捜査。その矢先、万津幸矢(櫻井圭佑さん)という男性が、ビルから転落し、死亡する。麗音の事件との関連性を調べると、幸矢が「ネオ・ジパング」という“仮想国家”と関わりを持っていたことが分かる。「ネオ・ジパング」はIT長者・加西周明が“建国”したもので、特命係と対峙(たいじ)していく……という展開。
「相棒season19」は10月から毎週水曜午後9時に2クールで放送。
水谷さん、反町さんのコメントは以下の通り。
――「相棒」は今年20周年イヤー、“19シーズン目”を迎えますが、撮影が始まってみていかがですか?
シーズン19ということは、「相棒」シリーズが始まったときに生まれた子どもが、もう19歳になっている。そればかりか「(親・子・孫の)3代で一緒に『相棒』を見ています」と、声をかけていただくこともあり、「こんなことが起きるなんて、不思議なドラマだな」とあらためて実感しながら、新しいシーズンの撮影に入っているところです。
「相棒」は1年のうちで約7カ月間撮影をしておりまして、5カ月は(スタッフ・キャストに)会わない期間があるはずなのですが、なぜか1年中ずっと一緒にいるような感覚で、なんのブランクも感じずに撮影を開始できるんです。そういう気持ちになれるのも20年やってきたからこそなのでしょうね。
――6年目となる右京と亘の関係性についてはいかがですか?
意識して変えようとしたことは、お互いにないと思いますが、やはり6年たって自然に変わっている部分はありますね。これだけ長く特命係として一緒にいると信頼関係もできてきますし、右京としても冠城くんに任せられる仕事も増えてきています。そうなっていけばいくほど、今度は2人がぶつかったときに、またそこにドラマが生まれると思っています。2人の関係が近くなっているからこそ描かれるストーリーも、今後どこかで起きるのではないでしょうか。
――水谷さんご自身として、反町さんとの関係は変わってきていますか?
思えば彼(反町さん)は最初から面倒見がいいですから(笑い)。いろんなことを教えてくれるし、ちょっとしたことでも連絡を取り合って、何気ない話をしたり。そういうことができるようになったのも、よかったことなのではないかと思います。
セリフ以外の“空気”って大事なのですが、最近ではその“空気”だけで笑ってしまうこともあるくらい、いい雰囲気になってきているんです。もちろん右京は笑ってはいけませんから、必死に我慢していますけども(笑い)。そういう意味でも、やっていてさらに楽しくなってきていますね。
――20年間“杉下右京”というキャラクターを演じてきて、変わったところ、あるいは変わらないところなどはありますか?
右京のキャラクターに関しても特に変えようと思ったことはなく、常に「今を過ごしている」という感覚です。これは「相棒」という作品を作っている制作陣が素晴らしいと思うのですが、脚本を読んでも常に右京と亘、そしてほかの登場人物たちも“今”を生きているんですよね。今回のシーズン19の第1話もそうなのですが、まさに今の時代だからこそ、という内容になっています。
ですから杉下右京という人物も、その時代その時代を生きてきていると思います。
――第1話は“VR=仮想現実の世界”が題材となっていますが、撮影を進められていかがですか?
本当に考えられないようなことが起きるんですよね、今回の第1話は! 台本を読んだときにも、これは芝居をしたらどうなるんだろうと思ったのですが、今はもう楽しくてしょうがないところに入っています(笑い)。まさに“今の時代”に起こりうる出来事、という感じです。
――いよいよ始まる「相棒19」を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
今シーズンもまた「何が起こるかわからない『相棒』」でありたいと思っています。そしてきっとそうなると思います。まずは第1話から楽しんでご覧ください。
――「相棒」は今年20周年イヤー、“19シーズン目”を迎えますが、撮影が始まってみていかがですか?
僕はシーズン14から出演させていただいて、今回で6年目になります。水谷(豊)さんの“19”という数字には遠く及びませんが、6年間でもけっこうすごいんですよ(笑い)。6年同じ役をやるというのでもなかなかないことですから、水谷さんは、ここまでいろいろなことを乗り越えながら19年やってきたということがすごいな、と思います。
――6年目となる右京と亘の関係性についてはいかがですか?
6年という長い年月を一緒に過ごして、少しずつ近づきながら一歩一歩階段を上り、山を越えてきたのが今の右京と亘だと思います。今日が今シーズン初めての特命係のセットだったのですが、自然と雰囲気もでき上がっていますし、演じている僕自身も妙に落ち着く気分にもなったりして……。そういうのがドラマを見てくださる方々にも伝わるといいなと思いますし、右京と亘がそういう関係性だからこそ、水谷さんがおっしゃったように、2人の間に何か問題が起きたときも、より魅力的に映るのではないかと思います。
――反町さんご自身として、水谷さんとの関係は変わってきていますか?
撮影以外でもメールなどでやりとりをさせていただいて、たとえば子どもの相談をしたりするのですが、いつもすてきなお返事をくださって、とても助かっているんですよ。
水谷さんは本当にセリフが完璧なんです。ですから僕がつっかえたり間違えたりするわけにはいかないので、そこはきっちりやりたいな、と常に思っています。そしてスタッフ・キャストひとりひとりに声をかけてくださって、現場を明るく導いてくださるので、自分も身が引き締まる思いがしています。それは僕がシーズン14で入ったときから変わらないことですので、きっとその前からずっとやってこられていたのだと思うんです。並大抵のことではないですし、そこについていこうという思いでいます。
――第1話は“VR=仮想現実の世界”が題材となっていますが、撮影を進められていかがですか?
現実とバーチャルの世界を行き来するのですが、他の作品ではなかなか見たことがないようなことばかりです。もちろん脚本も面白いのですが、これが映像になったら、もっと面白いんだろうな、ということをすでに確信しながら撮影しています。
――いよいよ始まる「相棒19」を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「相棒」の第1話というのは毎シーズン何かが起きて、それはいつも期待以上の内容になっていると思いますので、今回もぜひ楽しみにしていてください!
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