KADOKAWAのデジタルエンタテインメント担当シニアアドバイザーで、ゲーム誌「ファミ通」の編集長などを務めた浜村弘一さんが10月16日、オンラインセミナーを開催。新型コロナウイルスがゲーム業界に及ぼした影響について、家庭用ゲーム市場の業績は絶好調だったものの、スマートフォンなどのゲームアプリ市場については、そこまでの影響がなかったとの認識を示した。
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セミナーは「2020年秋季 ゲーム産業の現状と展望 ~分断と融合が交錯する次世代プラットフォーム~」と題して開催。コロナ禍が国内外のゲーム市場にもたらした影響や、PS5をはじめとした次世代ゲーム機やサブスクリプション、クラウドサービスの展望、eスポーツの今後などについて、データを基に解説した。
浜村さんは、2020年4~6月期はコロナの影響で任天堂をはじめとした家庭用ゲームハードメーカーが前年同期を大きく上回る業績になったことや、米国市場も好調だったことなどを紹介。一方で大手ゲームアプリ企業には、前年同期を下回る企業も多く、コロナ禍に伴いゲーム内イベントをスケジュール通り仕込むことができなかったことなどが影響したと分析した。
年末商戦期に発売されるプレイステーション(PS)5については、従来の振動技術に代わり、ハプティック技術を搭載したコントローラーや、PS4とくらべて150倍近い速度を誇るSSDなどを評価するとともに、世界的な販売網、スパイダーマンをはじめとした映画IP、ほぼ全てのPS4のゲームが遊べ、IDやゲーム履歴が引き継がれることなどを優位性として挙げた。
9月に米アマゾンが「Luna」を発表するなど、クラウドゲーミングサービスに注目が集まっているが、浜村さんは「5Gの普及がないとクラウドゲーミングサービスは普及しない」とコメント。その上で「コロナをきっかけに回帰ユーザーが増え、クラウドでますます新規ユーザーが増えてくるのではないか」と語った。
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