今週公開される映画からMANTANWEB編集部の“激推し”作品を紹介する「今週の激推シネマ」。今回は、俳優の綾野剛さんが主演の映画「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」(深川栄洋監督)、俳優の北村匠海さん、吉沢亮さん、女優の小松菜奈さんが出演する映画「さくら」(矢崎仁司監督)を“激推し”する。
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「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」は、中山七里さんのクライムサスペンス小説「ドクター・デスの遺産」(KADOKAWA)が原作。物語は、終末期の患者ばかりを襲う連続不審死事件が発生し、警視庁捜査1課の犬養隼人(綾野さん)と犬養のバディーである冷静沈着な刑事・高千穂明日香(北川景子さん)が捜査に乗り出す。やがて、依頼を受けて患者を安楽死させるドクター・デスと呼ばれる医者の存在にたどり着く。そんな中、重度の腎臓病に苦しんでいる犬養の一人娘の沙耶香が、ドクター・デスに安楽死の依頼をしてしまい……というストーリー。
バディー映画といえば、違った個性を持つ者同士が反発しながらも協力しながら絆を深め、自分や相手の強みを存分に発揮させるコンビネーションを披露するのが魅力の一つだ。本作では、破天荒な直感型の刑事・犬養と常に冷静沈着な相棒・高千穂の2人がバディーを組み、ぶつかり合いながらも、一緒に成長していく姿が描かれている。
「さくら」は、直木賞作家・西加奈子さんの同名小説が原作。長男が交通事故に遭い運命が大きく変わっていく長谷川家の姿を描き、北村さんが次男で大学生の薫、小松さんは妹・ミキ、吉沢さんは長男の一(ハジメ)を演じる。3人の母役で寺島しのぶさん、父役で永瀬正敏さんらが出演。
2年前のハジメの死をきっかけに、バラバラになった家族を、もう一度つなぐ奇跡のような出来事が起こったことで、ストーリーが展開される。夫婦、兄弟妹、親子など5人それぞれのエピソードが描かれ、人生や家族について改めて考えさせられる作品だ。
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