海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
三谷幸喜さんが脚本を手掛け、小栗旬さんが北条義時役で主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で阿野全成を演じることが決まった新納慎也さんがコメントを発表。役どころについて、「源頼朝の異母弟であり、源義経の同母兄でありながら歴史上あまり有名ではないのかもしれません。少なくとも僕は存じ上げませんでした。三谷さんはこういった歴史上あまり有名ではない人物に注目し、その人物を描くのが本当に上手でいらっしゃるので、どのように描かれるのか今から楽しみにしています」と期待を寄せた。
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さらに「僕としては、有名な兄と弟に挟まれていた人物という事実だけでも、その心を思うと『演じがいがありそうだな』と思ってしまいます。『悪禅師』と言われた全成ですが、どういった意味での『悪』なのか、悪には悪にならざるを得なかった理由があると思います。心の内がにじみ出るような奥深い阿野全成を演じられるよう頑張ります」と意気込んだ。
同じ三谷さん脚本の2016年の大河ドラマ「真田丸」で、豊臣秀次を演じて話題となった新納さん。「この出演は僕の役者人生を大きく変えました」「『真田丸』豊臣秀次役は僕の中で代表作であり、一生忘れることのない素晴らしい経験です!」と振り返りつつ、「鎌倉殿の13人」の阿野全成役については、「『真田丸』の豊臣秀次とは真逆の役になるかもしれません。秀次のイメージとはまた違った印象を持っていただけるように全身全霊全力で挑みたいと思います」と気合十分だ。
また「僕にとって三谷幸喜さんは、地道に一歩一歩ほふく前進のように役者道を歩んでいる僕のところにたまにやって来てその行く先を示してくれて、パッと人生を変えてくれる。そんな存在です」と話していて、「三谷作品の現場はいつも笑いがあふれています。でも、そこに求められるのは心の奥底の感情。人間の持つ悲しみや切なさ、さまざまな人間の感情が織りなす哀愁を感じざるを得ません。だから三谷作品をやっている間は、心が繊細になり、なぜかとてもピュアになる気がします。そして自分も知らなかった部分が引き出される。そんな不思議な経験ができるのが三谷作品」と印象を抱く。
共演者については、「三谷作品はもちろん、いろいろな現場でお会いしている方々が多いのですが、メンバーの豪華さに恐れおののいています。この中に入れていただけて本当に光栄です」と明かし、「源氏一族だけでもスピンオフが作れるんじゃないかと思うほどのワクワクする源氏一族です。現段階の源氏一族の印象は『現場はうるさそう』です(笑い)。このすてきな一族が登場すると視聴者がワクワクするような源氏一族になれたらうれしいです! 頑張ります!」と力を込めた。
「鎌倉殿の13人」は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマとなる三谷さんが贈る予測不能のエンターテインメント作。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、鎌倉幕府の二代執権・北条義時が主人公。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く。
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