ハヤカワ文庫JA（早川書房）の宮澤伊織さんの小説が原作のテレビアニメ「裏世界ピクニック」が、2021年1月4日にTOKYO MX、サンテレビ、BS11ほかでスタートすることが分かった。音楽ユニット「CHiCO with HoneyWorks」がオープニングテーマ、歌手の佐藤ミキさんがエンディングテーマをそれぞれ担当することも発表された。

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　紙越空魚役の花守ゆみりさん、仁科鳥子役の茅野愛衣さんが出演するウェブ番組「裏世界トクベツ活動報告」が12月13日にスタートすることも分かった。アニメ放送に先駆け、12月13日午後7時からは、ニコニコ生放送の特番「『裏世界ピクニック』ニコ生特番」が配信される。

　「裏世界ピクニック」は、くたびれた女子大生・紙越空魚が、「くねくね」「八尺様」「きさらぎ駅」などネット掲示板で話題になった怪談の危険なクリーチャーたちが闊歩（かっぽ）する謎だらけの裏世界に足を踏み入れる……というストーリー。

　「STEINS；GATE」などの佐藤卓哉さんが監督を務めるほかシリーズ構成も担当し、「アルスラーン戦記」などのライデンフィルム、「ネコぱら」などのFelixFilmが制作する。花守さんが主人公・紙越空魚、茅野さんが紙越空魚と裏世界をサバイバルする仁科鳥子をそれぞれ演じる。

　◇「CHiCO with HoneyWorks」のCHiCOさんのコメント

　タイトルを最初に聞いた時、異世界で探検するようなほのぼのした作品なのかな……？と思っていました……が、確かに探検はするけど、とってもスリリング！　一回は調べたことのある都市伝説、ゾクリとするストーリー展開に、読んでいて夢中になりました！　そして、空魚の人間味あふれる姿にとても共感しました。劣等感……嫉妬……憧れ。素直になれない自分にもどかしくなる感じ……。そんな誰もが抱えたことのある気持ちを歌にのせました。「裏世界ピクニック」放送が待ち遠しいです！

　◇佐藤ミキさんのコメント

　作品を読ませていただき、宮澤伊織さんの描く、人を引き込む裏世界に魅了されました。まだデビュー間もない私が、初めてアニメ化される作品のEDテーマを担当させていただけることになり、とても光栄です。鳥子が空魚の心に変化を与え、それをきっかけに空魚が自分を見つめ直し変わっていく。そんな登場人物たちの心の変化に寄り添える楽曲になればうれしいです。