深津絵里:初の朝ドラでヒロインに 上白石萌音の娘で川栄李奈の母に 起用理由は?

2021年度後期のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のヒロインに決まった(左から)上白石萌音さん、川栄李奈さん、深津絵里さん (C)NHK
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2021年度後期のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のヒロインに決まった(左から)上白石萌音さん、川栄李奈さん、深津絵里さん (C)NHK

 2021年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」のヒロインに上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが決まったことが12月23日、分かった。上白石さんと深津さんは初の朝ドラ。また、上白石さんと、川栄さんはオーディションで3061人の中から選ばれたという。深津さんは「この度、105作目のヒロインを務めることになりました。105という数字の重みに責任を感じています」と心境を明かしている。

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 一方で、「でも、今回は3人です! あふれる魅力全開の、萌音さんと李奈さんと一緒なら怖いものなし! とてもとても心強いです」とも話していて、「脚本の藤本(有紀)さんがさんから生み出される、それぞれの時代の女性を、3人できらきらと輝かせていけたらと思います。今日も、また明日も。毎朝8時にお目にかかれるのを楽しみにしております」と期待を口にした。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーになる。昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは安子役、深津さんはるい役、川栄さんはひなた役として、母から娘へとバトンをつなぐ。

 物語の舞台は京都、岡山、大阪。戦争で夫と死に別れ、娘を置いてアメリカに渡るしかなかった祖母・安子(やすこ)。親と英語を憎みつつも、ジャズソングに救われて自分の人生を切り開いた母・るい。時代劇の世界に憧れながら、回り道を経てラジオ英語講座に自分の居場所をみつけていった娘・ひなた。3人はラジオで英語を聴き続けることで、それぞれの夢への扉を開いていく……という内容で、「小さな一歩一歩を積み重ねることが、思ってもいない人生を切り開き、明るく照らしていく」というメッセージが込められた、波瀾(はらん)万丈のハートフルコメディーだ。

 制作統括・堀之内礼二郎さんは「企画の当初から、るいという役のキャスティングは難題だと思っていました。というのも、青春期を演じてもらいつつ、後半ではひなた(川栄さん)の母親を演じてもらわなければならなかったからです」と明かす。

 続けて「るいは、ある事情で母と離れ、傷つき迷いながらも自分の意志と力で生きる道を切り開いていく人生をたどります。そんな強さと弱さを抱えた女性を魅力的に演じられる役者さんは誰だろう、とチームで考え抜いた末にたどりついたのが、深津絵里さんでした」と起用理由を説明。「さまざまな作品で新しい女性の価値観や生き方を見せてくれた深津さん。ドラマ制作現場で駆け出しだった自分にとって、本当に憧れ中の憧れの存在でした。正直、最初は深津さんに朝ドラのヒロインを演じてもらうなんて夢の世界の話だと思っていたのですが、藤本有紀さんが描く物語の魅力と、三世代のヒロインで100年の物語を描くという志を真っすぐに受け止めてくださり、実現することになりました」と話した。

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