終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第110回が5月7日に放送され、第22週「うちの大切な家族だす」が幕を閉じた。ドラマは残り1週で、本編は5月14日に最終回を迎える。
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第110回は、「お父さんはお人好し」の1時間特別版の放送当日。開始30分前にようやく最終原稿が届く。入院していた脚本家の長澤(生瀬勝久さん)が自ら持ってきたのだった。長澤をねぎらう千代(杉咲さん)と当郎(塚地武雅さん)だったが、すぐに放送準備に入る。この日の物語は、戦争で大陸に渡った夫と終戦後も音信不通だった次女・乙子に、医者との縁談が持ち上がるというものだった……。
1時間特別版の放送は見事に大成功し、ナレーションで「『お父さんはお人好し』は、それから10年以上続く長寿番組として、誰からも愛される千代ちゃんの代表作となりました」と語られた。続くシーンでは、すでに栗子(宮澤エマさん)がこの世を去ったことがナレーションのみで判明。仏壇の前で手を合わせる千代と春子(毎田暖乃ちゃん)の姿が映し出されると、SNSでは「えー!!!」「あああああ。栗子さん。。」「いきなり、栗子さん」「えー。栗子さんナレ死」などと視聴者に衝撃を与えた。
前日の第109回で、栗子が意味深に「いつまで渡せるか分かれへんしな」「何やったら今のうちに10年分まとめて渡しとこか」と千代に花籠(はなかご)を渡すシーンも登場していたが、「やっぱ栗子亡くなった」「何となくそんな気はしてたけど…」「あと1週なのに…」「フラグは立っていたけど、ナレ死…」「栗子さん、最終回までいて欲しかった…」とファンは“退場”を惜しんだ。
「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。
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