良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
阿部寛さん主演の連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系、日曜午後9時)。2005年に放送された人気学園ドラマの続編で、阿部さん演じる弁護士・桜木建二のもと、落ちこぼれの高校生たちが東大入学を目指し、東大専科クラスで受験に奮闘する姿を描く。本作では、約1000人からオーディションで選ばれた、東大専科の生徒役キャストが話題を呼んでいる。今回は藤井遼役の鈴鹿央士さんについて、視聴者が思う「ココがすごい!」ポイントを紹介する。
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鈴鹿さん演じる藤井は、学年トップの成績を誇るが、優秀ゆえに他人を見下す癖がある。一方で、実は内に焦りや臆病な一面も秘めているという役柄だ。東大専科に敵意を向け、これまでに2度、専科の生徒たちとテストで対決。しかし、どちらも破れ、5月30日放送の第6話では東大専科の勉強合宿に参加することとなる。
鈴鹿さんは第3話(5月9日放送)から本格的に物語に“参戦”。東大専科の生徒たちに対し「バカがうつる」と言い放つなど、憎らしい演技を繰り広げ、「絶妙にイライラさせる」「嫌みな感じがよく出てる」「見事な憎まれ役」と反響を呼んだ。
また、第3話では学年最下位の偏差値である瀬戸輝(高橋海人さん)に「お前がいなきゃもうちょいマシな勝負になるかもしれない」「周りが迷惑してんの気づけよ」と煽(あお)ったり、原健太(細田佳央太さん)に「こんな虫けらに東大目指せるわけないだろ」といった言葉を浴びせる場面も登場。
相手を挑発する表情やせりふの言い回しに、「あれだけ嫌みに見せられるのすごい」「嫌なヤツ演技が秀逸」「視聴者をムカつかせる演技がうまい」と絶賛の声が相次いだ。
ヒールな役どころが好評の鈴鹿さんだが、“悪役”への挑戦は今回が初めて。銀幕デビュー作となった2019年の映画「蜜蜂と遠雷」では、キラキラとした表情でピアノを弾く天才ピアニスト・風間塵を好演し、日本アカデミー賞、報知映画賞、毎日映画コンクール、キネマ旬報ベスト・テン、ヨコハマ映画祭と、五つの新人賞を総なめにした。
また、2~3月に放送された主演ドラマ「ホリミヤ」(MBS・TBS系)では、ある秘密のために学校では地味に振る舞う男子・宮村伊澄を演じ、可愛らしく柔らかな雰囲気で視聴者を癒やした。
SNS上では、これまでの作品と「ドラゴン桜」で見せる演技のギャップに注目が集まり、「雰囲気が全然違う」「まるで別人」「演技の振り幅すごい」と驚きのコメントが続出。「今までに見たことのない鈴鹿央士」「新鮮味あって良き」と視聴者を楽しませている。
自身初となる“悪役”への挑戦で、新境地を開いた鈴鹿さん。演じる藤井が東大専科の生徒と共に勉強し、どのように変化していくのか。今後の展開と鈴鹿さんが見せる演技に期待したい。
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