鈴木央(なかば)さんの人気マンガが原作のアニメ「七つの大罪」の新作劇場版「七つの大罪 光に呪われし者たち」(浜名孝行監督、7月2日公開)の新カットが6月16日、公開された。メリオダスとその弟・ゼルドリスが道中で偶然再会した際のやり取り、最終決戦に臨む姿、兄弟の共闘が描かれている。
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原作者の鈴木さんは、劇場版の見どころを「原作では描かれなかったキャラクターたちのその後、見たかったであろうメリオダス、ゼルドリスの兄弟のやりとり」とコメント。脚本の池田臨太郎さんは「僕の心の中だけではありますが、勝手ながら本作のテーマを“最後の<七つの大罪>”と決めました」と話し、「最後だから見たいものを詰め込みたい!と、ネームからせりふやエピソードを膨らませていきました」と語る。
浜名監督は「当初、メリオダスとゼルドリスの2人の距離感の描き方について悩んでいた」と話しつつ「いがみあってるわけではなく、お互いちょっと意地を張っている。内情は認め合っていてもそれを言葉にしない兄弟が、この一件を通して手を組み、固い絆で結ばれていくと鈴木先生にお聞きしたので、それからは割とスムーズでした」とコメントを寄せている。
完成披露プレミア上映会が6月21日に丸の内TOEI(東京都中央区)で開催され、衛星生中継が全国の劇場で実施されることも発表された。
「七つの大罪」は、「週刊少年マガジン」(講談社)で2012~20年に連載。かつて王国転覆を謀ったとされる伝説の逆賊・七つの大罪の戦いが描かれた。同作の“正統続編”となる「黙示録の四騎士」の連載が、1月に同誌でスタートしたことも話題となった。
テレビアニメ第1期が2014年10月~2015年3月、「聖戦の予兆」が2016年8~9月、「戒めの復活」が2018年1~6月、「神々の逆鱗」が2019年10月~2020年3月に放送。2018年8月には初の劇場版「天空の囚われ人」も公開された。テレビアニメの最終章「七つの大罪 憤怒の審判」が、テレビ東京系で毎週水曜午後5時55分から放送中。
新作劇場版は、鈴木さん描き下ろしの完全新作ストーリーで、テレビアニメの最終章「七つの大罪 憤怒の審判」の“その先”が描かれる
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