緒方恵美:「エヴァンゲリオン」、シンジへの思い 「自分はシンジだった」

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の舞台あいさつに登場した(左から)(左から)庵野秀明総監督、立木文彦さん、緒方恵美さん、三石琴乃さん、山口由里子さん
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「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の舞台あいさつに登場した(左から)(左から)庵野秀明総監督、立木文彦さん、緒方恵美さん、三石琴乃さん、山口由里子さん

 人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの劇場版新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)の“フィナーレ”となる舞台あいさつが7月11日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、庵野総監督や碇シンジ役の緒方恵美さんらが登場。テレビシリーズのスタートから約26年、シンジを演じている緒方さんは「役者というのは、努力をするのが当たり前ですが、運がないと生きていけないと思っています。そういう意味で、本当にあり得ない運をいただけたのは『エヴァンゲリオン』のおかげです。出会えたことを本当に感謝しています」と語り、シンジ、「エヴァンゲリオン」への思いを「テレビシリーズをやっていた時は、自分とシンジは真逆だと思っていた。26年たって、今は、自分はシンジだったと思います」と明かした。

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 同作は、7月21日に“終映”し、この日は“最後”の舞台あいさつとなった。「この先、会えるのか分かりませんが、いつ呼ばれても14歳に戻れるように努力をしていきたい」と語った。舞台あいさつには、葛城ミサト役の三石琴乃さん、赤木リツコ役の山口由里子さん、碇ゲンドウ役の立木文彦さんも登壇した。

 「エヴァンゲリオン」は第3新東京市を舞台に、主人公・碇シンジたちが人型決戦兵器エヴァンゲリオンで、謎の敵“使徒”と戦う……というストーリー。テレビアニメや劇場版アニメが制作され、社会現象を巻き起こした。1995~96年にテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送され、その後、劇場版が公開された。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、2007年から公開されている「新劇場版」シリーズの完結編。3月8日に公開され、公開から125日間で、興行収入が98億8000万円を突破。観客動員数が約647万人を記録するなど大ヒットしている。

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