月夜行路 ―答えは名作の中に―
第四話 旅の答えは太宰治に…23年ごしの再会、そして告白。
4月29日(水)放送分
俳優の國村隼さんが、10月からTBS系の「日曜劇場」(日曜午後9時)で放送される連続ドラマ「日本沈没-希望のひと-」に出演することが9月5日、分かった。國村さんは、香川照之さん扮(ふん)する地震学者の田所雄介と対立する、日本の地球物理学の最高権威・世良徹教授を演じる。
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世良教授は、東山栄一首相(仲村トオルさん)から災害の専門家として信頼を置かれ、危機管理の際は、専門家の立場からのスポークスマンを任されている。田所とは、ともに東京大学で地球物理学を研究していた先輩後輩という間柄。後輩の田所が業績を上げたため、遅れを取った過去がある。その後、経費を流用して大学を追われた田所とは疎遠になっていた。しかし、田所が説く“沈没説”をめぐり、世良と田所は再会。因縁の対決を繰り広げるという役どころだ。
ドラマは、これまで何度も映像化されてきた、1973年発表の小松左京さんのSF小説「日本沈没」を大きくアレンジし、2023年の東京を舞台に環境問題を描く。主演の小栗旬さん演じる主人公を含むオリジナルキャラクターたちが、沈没という目に見えない危機が迫る中で見いだしていく希望がテーマ。撮影は今年の春に終了している。
「日本沈没」という小松さんの原作が書かれたのはほぼ半世紀も前のことですが、今、世界が直面している問題と驚くほどの符合を感じさせられてしまうのです。現在は、温暖化が原因とされる地球規模の異常気象や新型コロナウイルスによるパンデミックなど……。当時は日本列島の危機として描かれ、それを今、地球規模の危機として描き、人類全体の未来を問おうとしています。このドラマは来るべき未来の物語なのだと思います。
國村隼さんに演じていただく世良教授はドラマオリジナルのキャラクターです。本作を2021年の今、描くにあたり、最も重要な意味を持つ役として構築しました。科学者という客観的に証明できる立場だからこそのしかかる一言の重み、常識を飛び越した事態に翻弄(ほんろう)されていくキャラクターです。
誰よりも表面上は落ち着き払いつつ、誰よりも心の中では取り乱している。そういう複雑な感情と芝居を演じ切っていただけるのは國村さんしかいないと思い、オファーさせてもらいました。一つ一つの表情、動きから目が離せない、そういうキャラクターにしてくれました。ぜひ、お楽しみください。
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