アニメ「どろろ」「ペンギン・ハイウェイ」などを企画、立案してきた「ツインエンジン」が、新たなアニメ制作会社「バグフィルム」「スクーターフィルムズ」を設立したことが分かった。グローバル展開を視野に入れた制作ラインの強化が狙い。
ウナギノボリ
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バグフィルムは、オー・エル・エムで「MIX」「メジャーセカンド」などの制作プロデューサーを務めてきた児島宏明さんが代表取締役を務める。児島さんは「『見てくれた人にとって価値のあるもの』を作りたいという思いから、バグフィルムを立ち上げました。日々、世界中で数えきれない映像作品が生まれている中で、決して流行に流されず、常に新しい表現に挑戦していきたいと考えております」と話している。
スクーターフィルムズは、ディー・エル・イーでプロデューサーを務め、コヨーテで中国の劇場版アニメ事業を担当してきた原田拓朗さんが代表取締役を務める。原田さんは、設立の経緯を「デジタル作画によるフットワークの軽いアニメーション制作を強みに、国内外の企画プロデュース、制作需要に即応できるスタジオ、というコンセプトで設立しました」と説明し「今後は、ツインエンジンのグループスタジオの一つとして、国内外の優秀なクリエーターとの連携を重視し、オリジナル企画の開発と海外展開に一層注力してまいります」と話している。
ツインエンジンは、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で編集長を務めてきた山本幸治さんが2014年に設立。「ペンギン・ハイウェイ」のスタジオコロリド、「ゴールデンカムイ」のジェノスタジオなどのアニメ制作会社を擁する。
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