名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
アニメ「どろろ」「ペンギン・ハイウェイ」などを企画、立案してきた「ツインエンジン」が、アニメの背景美術専門の「キューン・プラント」、映画配給会社「ギグリーボックス」の株式を取得し、グループ会社化したことが分かった。アニメーターの五十嵐祐貴さん率いる制作ユニット「OUTLINE」を法人化したことも発表された。
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キューン・プラントは、3Dでアニメやゲームの背景美術を制作してきた。アニメ制作における背景美術の需要が増す中、グループ会社化によって、作品のクオリティー向上、効率的な制作体制の構築を目指す。ギグリーボックスは、映画配給をはじめ、宣伝やビジュアルデザインなどの映画に関わる業務に携わってきた。ツインエンジンは、映画の発信体制の整備を目標としており、グループ会社化に至った。
ツインエンジンの代表取締役の山本幸治さんは「20年あまりアニメに関わってきましたが、日本のアニメが世界中で見られるようになった今の状況に大きな喜びと感謝の念を持っています。同時に、我々が本当に世界で戦えるのかがこの先問われることになると思います。今回合流してくれた仲間たちと共に、アニメを作ること、届けることを日々アップデートしていきたいと考えています」とコメント。
キューン・プラントの代表取締役の中尾陽子さんは「弊社は2007年から15年にわたりアニメ、ゲームの背景美術を軸に運営を続けてまいりました。近年アニメ業界もグループ統合や3Dの促進と急速に変容し続けておりますので、なによりも企業間のつながりが大切な時代と考え、私個人としても自身のクリエーティブに向き合うための決断となりました。弊社の3D 背景の技術を生かしていただけるように、良き作品作りの一端を担えるよう一層の精進をいたします。力強い経営支援を得ることができましたので、今後は従来業務に専念し、これまで以上の品質とサービスを提供してまいる所存です」と話している。
ギグリーボックスの代表取締役の宮崎聡さんは「映画は人生に影響を与える魅力がたくさん詰まったコンテンツです。その魅力ある映画を一人でも多くの人にお届けしたい! 少しでも多く世の中に展開していきたい! そんな思いで配給事業に取り組んできました。この度、ツインエンジンと出会い、お互いがシナジーを生み出すことで、より一層、魅力ある映画をたくさんの人に発信していけるビジョンが見え、今後は、グループの一員として映画の配給というパートを担っていきます。そして、これからも『ギグリーボックスが配給する映画に出会えてよかった』と思ってもらえる配給会社を目指していきます」とコメントを寄せている。
ツインエンジンは、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で編集長を務めてきた山本さんが2014年に設立。「ペンギン・ハイウェイ」のスタジオコロリド、「ゴールデンカムイ」のジェノスタジオなどのアニメ制作会社を擁する。
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