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第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
俳優の吉沢亮さん主演のNHKの大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)。11月28日放送の第37回「栄一、あがく」から、女優の大島優子さんが伊藤兼子役で本格的に登場する。早いもので「青天を衝け」は、同回を入れて残り5回。演じる兼子は、主人公・栄一(吉沢さん)と晩年まで連れ添うことになる女性で、最終盤を迎えたドラマにキーパーソンの一人として新たに加わる大島さんがどのような演技を見せてくれるのか、期待は高まるばかりだ。
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「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
2019年度後期の連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の照子役が好評だった大島さんは、今回が初の大河ドラマ。演じる伊藤兼子は、「伊勢八」の名で知られた豪商・伊藤八兵衛の娘。明治維新後、家業が大損失を出して没落してしまう。路頭に迷う妹たちを女手ひとつで養うため、芸者として身を立てることを決意。門をたたいた置き屋で、三味線の師匠として出入りしていたやす(木村佳乃さん)と出会う……という役どころ。
初登場は11月7日放送の第34回「栄一と伝説の商人」。同回での出番はほんのわずかで、「あれ、今ちゃんと見てなかったけど、伊藤兼子は大島優子やったんや!」「大島優子だと気づかなかった!」「大島優子に見えないたたずまい!」「きれいな正座だなあと思ったら大島優子さんじゃないの」などと視聴者は反応。
さらに「ずっと楽しみにしてた!」「待ってたよ!」「大島優子さん、たたずまいステキ」「なんか大島優子がやけにきれいだな」「大島優子ちゃん着物似合う。これから楽しみ!」といった声も上がるなど、ファンは大島さんの大河デビューを楽しんだ様子だった。
第37回で兼子は、千代(橋本愛さん)を病で亡くした栄一の再婚相手として渋沢家に入る。栄一は兼子に家政と子供の世話、政財界との家族ぐるみの付き合いを抜かりなくやるよう頼むが、当の栄一は千代を失くした悲しみから立ち直れずにいて……。
大島さんはインタビューで「残り5回(ドラマは全41回)で、本当にラストスパートのところに登場するのだと思った」と率直な心境を告白。「プレッシャーで胃が痛くなるような日々を過ごした」といい、「うれしさの半面、急に怖さがあふれた」とも明かしている。
また大島さんは、自身の役どころについて「兼子は後妻で、渋沢栄一が実業家として近代日本の要となっている状態のところから隣にいるパートナー」と重要度を理解。元は豪商の娘ながら、芸者から栄一の後妻に“転身”した兼子からは、「前妻の千代さんという大きな存在がある中で、肝が据わっているというか、全てにおいて自分の中に落とし込める女性としての強さ」を感じたとか。
さらに「栄一さんがチャーミングな方だから、パートナーとして、できればすてきに映りたいですし、皆さんに愛されるキャラクターになれたらうれしいのですが」と話していた大島さん。伊藤兼子をどう演じているのか、今夜の放送は注目だ。
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