地球外少年少女:メインキャラの声優に藤原夏海、和氣あず未、小野賢章 春猿火が主題歌 「電脳コイル」磯光雄監督の新作

「地球外少年少女」のメインビジュアル(C)MITSUO ISO/avex pictures・地球外少年少女製作委員会
1 / 13
「地球外少年少女」のメインビジュアル(C)MITSUO ISO/avex pictures・地球外少年少女製作委員会

 アニメ「電脳コイル」などで知られる磯光雄監督の新作オリジナルアニメ「地球外少年少女」のメインキャラクターの声優として藤原夏海さん、和氣あず未さん、小野賢章さん、赤崎千夏さん、小林由美子さん、伊瀬茉莉也さんが出演することが分かった。藤原さんは、月で生まれた子供で地球嫌いの“厨二病ハッカー”の相模登矢、和氣さんは七瀬・B(Bはキリル文字)・心葉、小野さんは「あんしん宇宙旅行ツアー」で宇宙ステーションにやってきた正義感の強い優等生・筑波大洋、赤崎さんは宇宙規模で有名になりたいネットアイドル・美笹美衣奈、小林さんは美衣奈の弟・種子島博士、伊瀬さんは宇宙ステーション・あんしんの看護士・那沙・ヒューストンをそれぞれ演じる。バーチャルラップシンガーの春猿火が主題歌「Oarana」を担当することも発表された。

あなたにオススメ

 キャラクターデザインの吉田健一さんが描き下ろしたメインビジュアルが公開された。登矢らメインキャラクター6人とセーラー服を着た謎のマスコットキャラクターが描かれている。本予告もYouTubeで公開。宇宙ステーションと彗星(すいせい)が衝突し、大人たちとはぐれた子供たちが暗い閉鎖空間に投げ出される様子が描かれている。史上最高知能といわれるAIが残したセブンポエムと呼ばれる謎の予言も語られる。

 「地球外少年少女」は、2007年に放送された「電脳コイル」以来、約15年ぶりとなる磯監督の監督作。同作の制作のために新設したスタジオProduction +h.が制作する。AIの発達により誰もが宇宙空間へ行けるようになった2045年を舞台に、月生まれの子供たちと地球から宇宙旅行にやってきた子供たちが、日本製宇宙ステーション・あんしんで出会う。「電脳コイル」「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」などに参加してきた井上俊之さんがメインアニメーターを務める。

 全6話構成で、前編が2022年1月28日、後編(第4~6話)が2月11日にそれぞれ2週間限定で劇場上映される。上映と同時に劇場公開版のブルーレイディスクとDVDが劇場で販売される。Netflixでも配信される。

 ◇藤原夏海さんのコメント

 あの磯監督の手掛ける作品についに新作が……!!ということですごく興奮しまして、そしてさらに関わらせていただくことになり驚きと喜びでいっぱいの状態で収録に挑ませていただきました。今回は今より少し未来の宇宙が舞台となっていますが、「電脳コイル」の時に味わったような、少し先の未来にもしかしたら本当にこういうことが実現しているかもしれないというワクワクが今作でもたくさんちりばめられているので、そのワクワクを感じていただくのと同時に、宇宙というものに少しでも興味を持っていただけたらうれしく思います。ぜひ、楽しみにしていてください! よろしくお願いいたします。

 ◇和氣あず未さんのコメント

 心葉を精いっぱい演じさせていただきました。和氣あず未です! 「地球外少年少女」は、自分たちの未来を考えさせられるような作品です。月生まれの人間と地球生まれの人間、そしてAIが未来を変えていく……。いつかこういう日が本当にくるかもしれない!と思ってしまうくらい、もしかしたら近い未来のお話なのかもしれません! この作品を通して少しでも多くの方に宇宙について興味を持っていただけたらうれしいです! 私もいつか宇宙遊泳してみたーい! アフレコではとっても時間をかけて収録していただきました。細かいところまで監督と意思疎通を図りながら収録しましたので、その分、キャラクターや世界観にグッと引き込まれるのではないでしょうか。さらに、「電脳コイル」を手がけた磯監督ならではのせりふや演出もありますので、ぜひ楽しんでいただけますと幸いです!

 ◇小野賢章さんのコメント

 筑波大洋を演じさせていただきました、小野賢章です。大洋は、正義感の強いホワイトハットハッカーで、大人の面と子供の面を合わせ持ち、自分の信念を貫くべきかで揺れ動く、とても演じがいのある役でした。作品自体も話のテンポがよく、なによりいつか宇宙に僕たちもいけるかもしれないと思わせてくれるようなすてきな作品です。ぜひ、ご覧ください!

 ◇赤崎千夏さんのコメント

 余計なものをどんどん削ぎ落として、内側から再構築していくようなアフレコでした。とても丁寧に進めていただいて、キャラクターの心の動きや宇宙空間ならではの体の状態の表現に、じっくりと向き合うことができたと思います。思わず息を飲むような宇宙の美しさ、そして未知なるものへの恐怖に立ち向かう少年少女たちの姿をぜひご覧ください!

 ◇小林由美子さんのコメント

 「電脳コイル」から15年、磯監督の新作にオーディションの時から興奮しっぱなしでした。アフレコでは一言一句全てにこだわり抜いた演技指導があったりなど、監督はじめスタッフ、キャスト一同、今作に対する熱の入れようは半端ありませんでした……!! 今作では前作の「電脳コイル」同様、姉に翻弄(ほんろう)される弟役をやらせていただきました。ヘタレな弟役は演じていて楽しかったです(笑い)。「地球外少年少女」、今作は宇宙を舞台に磯光雄監督の才能がはじけ飛びます!! 皆様!!お楽しみに!!

 ◇伊瀬茉莉也さんのコメント

 アフレコ現場では磯光雄ワールドにどっぷり浸り、試行錯誤しながらキャラクターと、音響監督と、磯監督と向き合った唯一無二の時間を過ごさせていただきました。マイク前ではだだっ広い宇宙を浮遊しながら形のない正解を探してるような感覚……。一言で言うなら孤独でした。……もしや、これが監督たちの狙いだったのか?! その答え合わせを早くしたいです。磯光雄監督の待望の新作。乞うご期待です!!!!

 ◇春猿火のコメント

 この度、磯光雄監督の最新作アニメ「地球外少年少女」の主題歌を私、春猿火が担当させていただきました。小さな頃「電脳コイル」を見て育った私にとって、今回磯監督の新作に音楽で携わることができてとてもうれしいです! 主題歌「Oarana」は私自身今まで歌ってきたことのないテイストの楽曲で、自分にとっては挑戦でした。アニメの世界観とマッチした壮大で美しい物語の情景が浮かぶ、素敵な楽曲となっています。映画館やお家で、アニメと合わせて一緒に楽しんでくださるとうれしいです。春猿火でした。それじゃ。

写真を見る全 13 枚

アニメ 最新記事