カムカムエヴリバディ:「親父は一筋縄ではいかん」サンタの言葉で金太を想起? 視聴者「また泣きそうに」

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第83回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第83回の一場面 (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)第83回が2月28日に放送。サンタ(濱田岳さん)の「親父っちゅうは、一筋縄ではいかんもんじゃ」という言葉に、父親・金太(甲本雅裕さん)との関係性を想起する視聴者が続出した。

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 第83回では、いよいよ迎えた「妖術七変化!隠れ里の決闘」の敵役オーディション当日。大部屋俳優の五十嵐(本郷奏多さん)と虚無蔵(松重豊さん)は、ペアで殺陣を披露することに。ひなた(川栄さん)も、謎の振付師・サンタと共にオーディションの様子を見守る。2人は見事な殺陣を披露。すると突然、審査員席に座っていたモモケン(尾上菊之助さん)が立ち上がり……という展開。

 オーディションと20年前に公開された映画「妖術七変化!隠れ里の決闘」の映像、映画を見ている団五郎時代のモモケンの回想が交錯する構成で、ストーリーが進行。20年前、無名の虚無蔵が抜てきされ、「当てつけとしか思えません、私を拒否して無名の大部屋(俳優)と共演するなんて」と、父親への不満を吐露する団五郎を、サンタは「親父っちゅうは、一筋縄ではいかんもんじゃ」とたしなめる。

 サンタは「許しとるようで、許しとらん。許しとらんようで、許しとる」と続け、「親父さんはあんたに、黍之丞(きびのじょう)をやってもれえてんじゃねえか? 敵役の左近じゃのうて」と諭していた。

 サンタはかつて、父親・金太と仲違いし、誤解が解けぬまま出征。復員後に、金太たちの死を知った過去がある。初代モモケンと団五郎親子の確執に、サンタと金太の親子関係を重ねる視聴者も多かったようで、SNSでは「算太にとっての金太と重なるのか」「確執を残したまま死別してしまった父子の物語でもあるんやね」「金太お父さんのことを思い出してまた泣きそうになる」「算太、あなたのお父さん、金太は許してたし、帰りを待ってたよ」とコメントが寄せられていた。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

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