歴史探偵:南極タロ・ジロ物語 わざわざ犬を連れて行き、置き去りにした理由は? 「第3の犬」の存在も

南極で奇跡的に生き残ったタロとジロ=NHK提供
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南極で奇跡的に生き残ったタロとジロ=NHK提供

 NHKの歴史番組「歴史探偵」(総合)が3月16日午後10時半から放送される。1983年公開の映画「南極物語」(蔵原惟繕監督)の題材としても知られる、南極観測隊のタロとジロを特集する。

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 いわゆる「タロ・ジロ物語」は、犬たちが極寒の南極大陸で奇跡的に生き抜き、隊員たちと再会を果たすという感動的なストーリーだが、多くの疑問もある。すでに時代は雪上車が主流の中、なぜわざわざ犬を連れて行ったのか、なぜ南極を離れる際、犬を置き去りにしたのか、なぜタロとジロだけが生き残ったのか。

 昭和30年代に起きた、この“事件”。当時の資料や関係者の証言をもとに調査を進めると、浮かび上がってきたのは敗戦国日本をとりまく当時の国際状況、そして知られざる第3の犬の存在だった。タロ・ジロ物語の裏にある真実に迫る。

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