話題のバラエティー番組のスピンオフ作品が動画配信サービスのParaviで独占配信中。今回は、「ゴッドタン」を手がけている監督/演出の佐久間宣行さんに、本編やスピンオフの魅力などを語ってもらいました。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　－－人気を博している本編ですが、番組の見どころ、特徴をご説明ください。

　おぎやはぎと劇団ひとり、朝日奈央・野呂佳代・松丸友紀のレギュラー陣がまず面白いことですね。彼らが面白くて芸人から尊敬されているので、この番組ではゲストの芸人さんたちが本気を出そうと思ってもらえているんだと思います。

　－－本編を作る上で気をつけている、心がけていることや、苦労していることをお教えください。

　自分で気持ちよく笑えるかです。基本はそれしかないですね。笑いは不安定なものなので、狙って誰かに向けたり（自分は）できないので、自分が笑えるかどうかで考えてます。その分自分の受け手としてのセンスが錆（さ）びないように、今でもいろいろな作品を見ているつもりです。

　－－本編がここまで愛されている理由についてご自身の考えをお聞かせください。

　どうなるのかわからない人にチャンスをあげる番組なので、この番組でしか見られないスターが生まれるからですかね。あとは、いつまでたってもくだらないことをみんなが楽しんでいるからだと思います。最終的にはMCの人柄だと思います。

　－－今回のスピンオフの内容をお教えください。

　「セクシー女優愛確かめ選手権」
　人気のセクシー女優のプロフィルとアンケートの中から、際どい回答をクイズにし、それを芸人があてる競技です。当たらなくても女優さんが笑ったらポイントが入ります。大喜利&クイズです。エロ面白いです。

　－－今回スピンオフが決まってやりたかったこと、スピンオフだからあえてやったことはありましたか？　もしあれば具体的にお教えください。

　どうせなら最近本編でやってない、くだらないエロをやろうと思いました。

　－－スピンオフならではのメリット、逆に苦労があればお教えください。

　地上波より若い芸人たち（1人童貞）でやっているので、無邪気にセクシー女優にあえてはしゃぐ姿なんか描いてもいいとこですね。本編のMCはもう50歳なので（笑い）。

　苦労は、特にないです。面白かったです。

　－－視聴者に向けて見どころやメッセージをお願いします。

　若手芸人たちがエロくだらないことを楽しそうにやってます。あと、彼らにとってセクシー女優さんたちは大スターなので、会えてうれしいというドキドキ感も一枚乗っかって、いつもと違う表情が出ていると思います。ひとり交じっている童貞芸人のカカロニ栗谷くんが、最初は格好つけてるんですが徐々に本心を吐露するくだりもめちゃくちゃ面白いです。

　ぜひ最後までご覧ください。最後にはある事件が起きています。

　監督/演出　佐久間宣行