新海誠監督の約3年ぶりとなる新作劇場版アニメ「すずめの戸締まり」（11月11日公開）の最新予告映像がYouTubeで公開された。ヒロイン・岩戸鈴芽（いわと・すずめ）とすれ違い“鍵”を使って共に扉を閉める謎に満ちた旅の青年、白い猫、生きているかのように動く小さな椅子が登場。新海監督は予告映像について「すずめという女の子の紹介のつもりで作った」と語っており、すずめがコミカルに慌てる表情、覚悟を秘めたシリアスな表情などを見せた。女優の原菜乃華さんが演じるすずめの声も解禁され、「迷い込んだその先には、全部の時間が溶け合ったような、空があった」というすずめのせりふで締めくくられている。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　原さんは「とても緊張しました。声だけのお芝居なので、一音一音すごく気を配らないといけないし、分からないことだらけでした。完成した映像を見て、自分がこの子に声を当てるんだと思ったら、緊張で体がうまく動けなくなってしまいました。でも新海監督はいつもすごく褒めてくださるし、分かりやすいように具体的に教えてくださるので、この予告アフレコを通して少し自信がつきました！」と話している。

　「すずめの戸締まり」は、「君の名は。」（2016年）、「天気の子」（2019年）で知られる新海監督の新作。日本各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉める旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語になる。