津嘉山正種:「ちむどんどん」で10年ぶり朝ドラ “沖縄戦の遺骨・遺品収集”担い手「真摯に務めたい」

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で嘉手刈源次を演じる津嘉山正種さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で嘉手刈源次を演じる津嘉山正種さん (C)NHK

 俳優の津嘉山正種さんが、黒島結菜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演することが7月15日、明らかになった。18日放送の第71回から登場。沖縄戦の遺骨や遺品を収集し、家族の元に返す活動を長年行っている嘉手刈(かでかる)源次を演じる。津嘉山さんの朝ドラ出演は、2012年度前期の「梅ちゃん先生」以来、10年ぶり4作目となる。

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 沖縄県出身の津嘉山さんは、今回の出演に「明るい声調の冒頭の絵。白い波頭を立てて打ち寄せる海に向かって、走り去る主人公。かなたに見えるのは、真っ青な水平線。南国、沖縄。しかし、80年近い昔、その水平線が見えないほど、海を埋め尽くしていた軍艦の群れ。そしてあの戦争。思い起こされる歴史は重く暗い」とコメント。

 続けて「繰り広げられるドラマの裏には、その歴史があることを避けて通るわけにはいかない。垣間見えるその歴史を感じさせる、そして、今現代に通じさせる役。無心に、が、懸命に演じたい。いや、真摯(しんし)に務めたいと思います」と意気込んだ。

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