わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
黒島結菜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第84回が8月4日に放送された。同回では、「アッラ・フォンターナ」のオーナー・房子(原田美枝子さん)と、鶴見の沖縄県人会会長の三郎(片岡鶴太郎さん)の秘められた過去が明らかになり、視聴者の関心を集めた。
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権田(利重剛さん)一派の嫌がらせ“攻撃”で「アッラ・フォンターナ」が危機に陥る中、暢子(黒島さん)は、房子に、ずっと気になっていた三郎と結婚しなかった理由を尋ねて……というのがこれまでの展開。
第84回では、鶴見の居酒屋「あまゆ」でも、和彦(宮沢氷魚さん)が三郎に同じことを尋ね、房子と三郎の語られなかった過去が明らかに。2人の“語り”のもと、過去編が描かれた。
戦前、両親を早くに亡くした“若き日の房子”(桜井ユキさん)は、日本料理店で必死に修業し、鶴見で小さな屋台を営んでいた。ある日、愚連隊に絡まれてしまったところを救ってくれたのが、“若き日の三郎”(田中偉登さん)だった。三郎は、裕福な家の息子だった“お坊ちゃん”扱いに嫌気がさし、ケンカに明け暮れていた。
すぐに惹(ひ)かれ合った2人。しかし、房子は三郎が実業家の御曹司だったため、周囲の大反対に遭ったと振り返る。だんだん「私と一緒になったらあの人は不幸になるんじゃないか」とも思い始めた。
一方、三郎も周囲の大反対に遭う。来る日も「お前はだまされてる、住む世界が違う」と言われ続け、あげくには強引に家柄のいいお嬢さんと見合いをさせられた。その見合い相手が現在の妻・多江(長野里美さん)だった。三郎がくよくよしている内に、房子は三郎の親戚から手切れ金を渡され、姿を消す。房子は県人会を飛び出して、その金で念願の料理屋を開いた。
三郎は出兵中、家を守り続けた多江に感謝しており、「昔も今も、最高の女房だ」と愛している。一方、房子に対しては「俺はあの人を捨てた意気地なしなんだ」と自責の念を抱えており、房子への償いと幸せを願った願掛けで、大好きだった酒を断った。
房子も、三郎のことを裏切ったと考えており、「今更会わす顔もないし……。多江さんとあの人に迷惑をかけたくない」と会うことを避け続けてきた。2人の思いは、すれ違ったままで……というのが真相だった。
SNSでは「それぞれの語るそれぞれの立場からの真実」「房子さんと三郎さんにあんなつらい過去があったなんて。お互いがお互いを捨てたと思ったまま今まで過ごしてきたんかぁ」「三郎さんと房子さん同じこと考えてる……」「2人とも誤解を解く必要があるね?」といったコメントが並んでいた。
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