8月29日～9月2日に放送される黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」（テレビ朝日系、月～金曜午後1時）のラインアップが発表された。8月29日は女優でエッセーストの中井貴恵さん、30日は草木染作家の坪倉優介さん、31日は女優の奈美悦子さん、9月1日は女優の伊東美咲さん、2日はお笑いコンビ「おぼん・こぼん」が登場する。

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　昭和のスター・佐田啓二さんの娘としても知られる中井さんは、父と母のなれ初めを明かす。松竹大船撮影所前にあった食堂の看板娘だった母は、“あること”をきっかけに俳優の卵の佐田さんと話すようになり、人知れず交際していたという。小津安二郎監督と木下恵介監督が仲人を務めた2人の結婚式の様子や、幼少期の貴恵さんに小津監督が送った“衝撃的”な手紙など、貴重な資料も公開する。

　18歳の時の交通事故で記憶喪失になった坪倉さん。大切な人たちのこと、自分のことさえも分からなくなってしまっただけでなく、時間の感覚や、食事や睡眠の意味すら忘れてしまったという。その後、大変な苦労のなかで草木染作家として歩み出した。スタジオでは、京都の竹で染めた着物や、桜で染めた反物など、作品も紹介する。

　当時56歳で熟年結婚したことが話題になった奈美さん。それから15年、夫婦円満の秘訣（ひけつ）は2階と3階で家庭内別居生活を送ることだと話す。3階の夫の部屋には、ほとんど入ることがないといい、「知らない方が幸せなこともある」と語る。2年前、20代の頃から40年以上我慢してきた外反母趾（がいはんぼし）の手術をした経緯も明かす。

　昨年、約12年ぶりのテレビ出演が話題になった伊東さん。「徹子の部屋」は初登場。かつてCMの年間起用社数で1位になるなど人気絶頂の中で突然休業し、現在は3児の母の伊東さんが、ハワイでの子育ての様子など私生活を明かす。故郷・福島での祖父母との思い出など、自身の“ルーツ”も話す。

　ここ数年、テレビ番組の企画で“不仲コンビ”として知られていた、芸歴57年を迎えるおぼん・こぼん。昨年、和解したことも話題になった。約8年前から互いに口をきかず、ネタ合わせをせずに舞台に立ち、視線を合わせない日々が続いていたという。後輩のお笑いコンビ「ナイツ」の証言も紹介され、黒柳さん仰天のエピソードも飛び出す。番組ではケンカもなく、最後には黒柳さんの前で仲良く「結成60年」に向け2人で頑張ろうと誓い合う。