女優の永野芽郁さんが10月1日、東京都内で行われた主演映画「マイ・ブロークン・マリコ」(タナダユキ監督)の公開記念舞台あいさつに共演の奈緒さんらと登場した。永野さんは、完成作は奈緒さんの隣の席で見たと(試写の)初鑑賞時を振り返り、「2人して、号泣しまして。周りの人たちが本当に引いていたんです、『この人たち、出ている人だよな』って。それぐらい私たちすごくわんわん泣いて……」と当時の状況を説明。さらに、9月30日の公開初日にも劇場に足を運んで見たと永野さんは明かし、「ようやく冷静に見られたんですけど……やっぱりいい映画でした(笑い)」と主演作への思いを語った。
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さらに永野さんは、初鑑賞時について「きれいに泣くとかじゃない、うーうーうーって泣いて(笑い)。でも、それがすごく印象的だった。自分で内容を分かっていながらも“くらう”映画ってあるんだって思いました」と回顧。永野さん演じるシイノの親友・マリコ役を演じた奈緒さんも「最初に見終わった直後は、いろんな気持ちでいっぱいで。『なんで私、こんな泣いちゃっているんだろう』と(笑い)」と楽しそうに当時を思い返していた。
舞台あいさつには、マキオ役で共演した窪田正孝さんも出席。永野さんは現場での窪田さんについて聞かれると「もう、頼もしくて頼もしくて」と切り出し、「今回はシイノが(マキオに)旅先で出会って、そばにいてくれたり、気づいたら救われているっていう関係性だったんですけど……本当に撮影現場で、普通にいるだけですごく窪田さんに助けてもらっている部分が多くて。事務所の先輩でもあるので『一生ついていきます』という感じです」と信頼感を表現。窪田さんは頭を下げながら「こっちがついていきます、ありがとう」と感謝の言葉を口にしていた。
映画は、2019年にウェブマンガ誌「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載され、2020年に単行本化された平庫ワカさんの同名マンガが原作。親友を亡くしたシイノの旅路と、共依存ともいえるマリコとの関係を、過去と現在を行き来しながら描く。
舞台あいさつには尾美としのりさん、吉田羊さん、タナダユキ監督も出席した。
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