舞いあがれ!:福原遥が「きれいになった」 “ばんば”高畑淳子「一緒に映さないで!」 長崎・五島の最終ロケで

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の五島の取材会での高畑淳子さん(左)と福原遥さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の五島の取材会での高畑淳子さん(左)と福原遥さん (C)NHK

 女優の福原遥さんと高畑淳子さんが1月31日、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)の長崎・五島列島での最終ロケ現場で取材に応じた。ヒロインの岩倉舞を演じる福原さんについて、祖母の祥子を演じている高畑さんは「きれいになりましたね。一緒に映されるのが、ものすごく嫌でした。お願いだから一緒に映さないでって!」とまぶしそうに“孫”を見つめていた。

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 福原さんは、高畑さんとの共演について、「撮影中、お父ちゃんが亡くなったりするシーンが続いて、私自身の心がもたなかったり、折れそうになったときに、高畑さんがそばで『大丈夫だよ、大丈夫だよ』って言葉を掛けてくださって、支えていただいた」と感謝し、「本当にばんばとしても高畑さんご自身にも、たくさん癒やされました」と振り返った。

 撮影当初からの自身の変化について、福原さんは「うまくいかないときでも、負けないと思って毎回、撮影に挑んでいたつもりではあるので、ちょっとは変われたんじゃないかと思います」と語った。

 高畑さんは、そんな福原さんを見て、「とにかく優しいんですよ。優しくて周りによく気を使う。永作(博美)さんと3人でご飯を食べたんですけれど、永作さんも『優しすぎるのよ』と言っていました。この優しさが福原さんなんですけれど、時にはそうでなくてもいいんだということを私は言い続ける存在でありたい。『ちょっとぐらい嫌われてもええねんで』って言いたいと思います」と言葉をかけた。

 高畑さんは今回の五島ロケを振り返って、「私は8カ月前に船から降りてくる娘を迎え入れるのが初めてのシーンでしたので、同じ場所で最終ロケを迎えることができて胸がいっぱいになりました」といい、「話の流れがあるので詳しいことは言えないのですが、昨日は冷たい風の中を(地元の300人あまりの)たくさんの方がエキストラとして船の到着を見守るという役で出てくださいました。皆さん温かく迎えてくださって『ばんば!』と手を振ってくださるのが、ありがたかったです。これからも心を込めて精いっぱい演じたい。最後までばんばは頑張ります!」と語った。

 今回のロケでは、1月30、31日に五島市の福江港、魚津ヶ崎(ぎょうがさき)公園、大瀬埼(おおせざき)灯台のほか、新上五島町の蛤浜、若松大橋で撮影。福原さん、高畑さんのほか、永作さん、哀川翔さん、鈴木浩介さん、長濱ねるさんらが参加し、3月下旬に放送予定の「舞がこれまで出会った人々の協力を得て、五島で電動小型飛行機の飛行に挑むシーン」などを撮影した。

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