小池徹平:「舞台オリジナルの緋村剣心を演じたい」 ミュージカル「るろうに剣心 京都編」インタビューで見どころ語る

ミュージカル「るろうに剣心 京都編」の一場面(C)和月伸宏/集英社 撮影:引地信彦 写真提供:TBS
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ミュージカル「るろうに剣心 京都編」の一場面(C)和月伸宏/集英社 撮影:引地信彦 写真提供:TBS

 俳優の小池徹平さんが主演を務め、昨年5月17日~6月24日までIHIステージアラウンド東京(東京都江東区)で公演されたミュージカル「るろうに剣心 京都編」。その千秋楽の模様が、WOWOWで2月18日に放送・配信される。放送に先立ち、WOWOWは4日、小池さんのインタビューを公開した。

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 --けいこ前の取材で「相当ハードな公演になると思う」と話していましたが、公演を終えて想像通りでしたか?

 かなりのものを想定していましたが、余裕で超えてきた感じはあります。驚いたのが、台本の分厚さでした。普通の舞台でやる、いつもの2冊分ぐらいボリューミーな台本がきたのをよく覚えていますし、この分厚さを360度客席が回るIHIステージアラウンド東京でやると思うと、ちょっとワクワクもあったけど、ちょっとゾッとする思いもありました。剣心は出ずっぱりな部分も結構あるので、身体がどうなることやらっていう感じでしたね。

 --剣心を演じる上で印象に残っていることはありますか?

 僕は「るろうに剣心」の世代というか、子供の頃から読んでいたマンガでもありました。大好きな作品だったから、すごく剣心が大好きでした。「るろうに剣心 京都編」は、マンガ、アニメ、映画などで作品化されていますが、舞台オリジナルの緋村剣心を演じたいという思いがとてもありました。

 今回の京都編で意識したのは、抜刀斎と過去を乗り越えて今を生きる緋村剣心との生き様の差。剣心はすごく優しい人間であるし、昔に人を斬った分、芯の通った部分を僕は演じたかった。剣心として芯の通った部分を演じなきゃいけないなと思っていたのと、殺陣の部分は絶対に見応えがなきゃいけないと思っていました。

  僕は殺陣経験がそんなにありませんが、とにかく気合を入れまくったというか、ただただ普通にけいこをするだけじゃ絶対に駄目だなと思っていたので、可能な限り剣に触れて、剣心の「飛天御剣流」を体に覚えさせるという作業を、自分の中でずっとイメージしてやっていました。 スピードの部分だったり、キレの部分だったり、美しさだったり、所作だったり、強い剣士として居るのが当たり前だったので、舞台上では全ての所作を徹底してやった感じですね。

 --注目してほしいポイントはどんなところですか?

 小池修一郎先生が演出されていますし、キャスト全員が「るろうに剣心」が大好きで、みんな本当にそれぞれのキャラクターに入りこんで演じていました。だから、映像でも京都編の世界観は皆さんに絶対伝わるのではないかと思っています。

 殺陣のシーンとかも迫力が伝わればいいなっていう思いはすごくあるのですが、ただただ歌のために殺陣を抑えているとかでもなくて、全力でやっています。志々雄真実との殺陣や十本刀の戦いなど、すごく見応えがあるシーンの連続なので、それが映像でも伝わればいいなと思っています。

 *……ミュージカル「るろうに剣心 京都編」は、2月18日午後6時15分からWOWOWライブ、WOWOWオンデマンドで放送・配信される。

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