井ノ原快彦さんが主演を務める連続ドラマ「特捜9（ナイン）」（テレビ朝日系、水曜午後9時）の「season6」が4月5日から放送されることが3月1日、明らかになった。井ノ原さんは「今シーズンは事件解決だけじゃなく、一人ずつが抱えるドラマを大事にしていくのが見どころです」とコメントしている。

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　ドラマは、「警視庁捜査一課9係」（2006～17年）の後継作。井ノ原さん演じるリーダーの浅輪直樹のほか、小宮山志保（羽田美智子さん）、村瀬健吾（津田寛治さん）、青柳靖（吹越満さん）、三ツ矢翔平（向井康二さん）、高尾由真（深川麻衣さん）ら「特別捜査班」が、ぶつかり合いつつも事件解決に挑む姿が描かれる。

　「season6」では、「9係」で出会い、「特捜9」で結婚した直樹・倫子（中越典子さん）夫婦や「season4」最終回で結ばれた健吾・志保夫婦など、特捜班メンバーそれぞれが抱えるプライベートの事情や関係性が、捜査に複雑に影響することになる。

　◇主演の井ノ原さんのインタビューは以下の通り。

　－－「season6」が決定した今の心境を教えてください。

　もう「season6」になるんだなと思うと感慨深いですね。ドラマの登場人物って「成⻑しないこと」がお約束ですが、ここまで⻑くシリーズが続くと、さすがに僕らも成⻑もするし、変化もします。キャラクターそれぞれが成⻑している分、前シーズンよりさらに進化したドラマになっていくんじゃないかなと楽しみにしています。

　－－前シーズンから加入した「Snow Man」向井康二さん、深川麻衣さんに今年、期待することは？

　オンエアされていなかった時間もキャラクターたちが頑張って生きているとするならば、向井演じる三ツ矢も深川さん演じる由真も、1年たって慣れてきて、成⻑もしているはず。昨年は気を使って言えなかったことも2年目に入ったら堂々と言えるようになったりするんじゃないかな。

　－－羽田美智子さん＆深川麻衣さんの特捜班女子チームに期待することは？

　「特捜9」の女性陣は視聴者の皆さんの気持ちに寄り添ってくださる方々ばかり。とにかく存在として輝いていますし、癒やしが大事な今の時代らしく、緊迫のストーリーの中で気持ちをフワっと軽くしてくれる役目を担ってくれてるなと思っています。

　－－視聴者の皆様にメッセージをお願いいたします。

　今年は特に人間ドラマにもう一度立ち返って、ただ「駒」として動く刑事たちの姿ではなく、それぞれのプライベートも描き、「事件の行方も気になるけど、家の方は大丈夫なの？」と両面から心配したり、喜んだり、安心したりしてもらえるようなドラマになったらいいなと思っています。事件解決だけじゃなく、一人ずつが抱えるドラマを大事にしていくのが、この「season6」の見どころです。それこそが、（「警視庁捜査一課9係」時代から）17年を経た今の僕らだからできることなんじゃないかなと……。気になる展開も続々登場しますので、ご期待ください。