良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)で本多正信を演じる松山ケンイチさんのインタビュー動画が、ドラマの公式サイトで公開。3月5日放送の第9回「守るべきもの」を振り返り、“20年近く俳優をやっている中で初めての経験”を明かしている。
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第9回では、身近な家臣さえ信じられなくなり、引きこもる家康(松本潤さん)を、鳥居忠吉(イッセー尾形さん)が訪ねてくる。たとえ裏切られても信じきるか、疑いがある者を切り捨てるか、二つに一つ。そう問われた家康は、ある決意を固める。
激戦の末、家康はついに、自身を裏切り一向宗側の軍師となっていた正信と対峙(たいじ)することに……と展開した。
松山さんは「第9回では正信が家康を裏切る場面が描かれましたが、『戦で何を守りたいのか』ということに関して、自分に正直になったということかと思います。その結果裏切りにつながったのですが、そこに対して『悪い』という感情は一切ないんですよね」と役の気持ちを代弁する。
一方で、「ただ、自分から大勢に対して挑んでいるわけなので、家康と対峙する場面については、正信もきっと寝られなかったんじゃないかと思うんです」と推測。「そんな正信とリンクしたのかもしれませんが、その収録の前日、僕自身も全く寝られませんでした。20 年近く俳優をやっている中で初めての経験でしたが、何かがあるのでしょうね」と振り返った。
また「今作の正信は、ずっとつながれてきた『武士』という概念から少しはみ出てしまっているところがあり、武士の身分でありながらも、“今”の武士というものに対して思うところがある。だから徳川家臣団とも少し距離があるというか、違う目線で武士そのものを見ているようなキャラクターだと思います」と役を解釈。
さらには「そこに嫌われる要素や自由さがありますし、演技としても遊ぶことができるような立ち位置なので、そういう部分でも楽にやらせていただいています」と話していて、「正信は第9回でいったん抜けますが、最後までぜひ見届けていただきたいなと思います」と視聴者に呼びかけていた。
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