ワンピース
第1165話 歓迎の“友の盃”とロキを探す侵入者
6月7日(日)放送分
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の宮崎周平さんの人気ギャグマンガが原作のテレビアニメ「僕とロボコ」。お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿さんがメイドロボ・ロボコの声優を務め、ハマり役と話題になっている。松尾さんを直撃すると「僕で大丈夫なんでしょうか……」と不安げな表情。声優挑戦で分からないことも多いようだが、ロボコ役に熱い思いをぶつけているという。松尾さんに収録の裏側を聞いた。
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「僕とロボコ」は、2020年7月に「週刊少年ジャンプ」で連載をスタート。美少女メイドロボットが一家に1台普及した20XX年を舞台に、行動が規格外のメイドロボ・ロボコと、心優しい少年・ボンドの日常がコミカルに描かれている。テレビ東京系で毎週日曜深夜0時半に放送中。
お笑い芸人の松尾さんの目には「僕とロボコ」がどのように映っているのだろうか?
「面白いです! ギャグマンガは、芸人として読むと危ういことがあるんです。お笑いもギャグマンガも、ハマらないとすごく滑る。『僕とロボコ』は、時代とすごく合っていて、面白いです。悪人がいないんですね。誰も傷つけない。ガチゴリラ、モツオのようなキャラクターは意地悪をしそうだけど、いいヤツなんです。意地悪なヤツがいないのに、事件が起きる。大体ロボコのせいなんですけど。そういうところが面白い。すごく参考になります。ボケが面白いですし、どこかで使えないかな?と思ったり」
実は、テレビアニメ化が決まる前から、松尾さんは「僕とロボコ」と縁があった。
「仕事で、宮崎先生にインタビューさせていただく機会があったんです。その時、先生が『夢はアニメ化』とおっしゃっていて、僕がボケで『アニメ化するときは出演させてください!』と言った縁があったんです。半分ボケ、半分本気だったんですね。こういうことがあるんですね……。言っておかなきゃいけないなと思いました」
出演を熱望していたものの、ロボコ役として実際に出演することになり、戸惑うところもあったという。
「僕も『ぜひ!』と言ったものの『ロボコの声をやりたい』と言ったつもりではなかったんです。何かのキャラクターのつもりだったんですけど……。お話をいただいた時、ロボコ役と聞いて、ウソでしょ?とびっくりしました。オーディションでせりふを読んで、『やりたい!』とは言ったけど、これは結構大変だ!? 大丈夫かな?となって……。自分では合っているのか分からないし、ダメかな?と不安でした。今も不安です。ただ、周囲の評判もすごくいいんです。芸人もそうですし、親族にも喜んでもらって、反響がすごく大きいんです」
松尾さんは声優の経験はあるが、「僕とロボコ」の収録は初めてのことばかりだった。
「大丈夫かな?と思いながらずっとやっています。めちゃくちゃ緊張しますし、今までも声のお仕事をやらせていただいたことはありますが、ゲストとしての出演だったので、自分の出番が何分何秒で……と初めから書いてある台本をもらって、収録していました。なので、今回も台本にタイミングが書いてあるもんだと思っていたら、書いていない!? 最初の収録は、全然うまくいかなくて、6時間くらいかかりました。これまでの声のお仕事も大変でしたけど、もっと大変でした。僕だけ手厚くしていただいていますが、それでもやっぱり大変です」
主人公を演じることもあり、出番も多い。大変ではあるが、共演者、スタッフのサポートもあり、困難を乗り越えることができた。
「これが声優さんの仕事なんだ!と実感しました。やっぱりプロの声優さんは本当にすごいんです! 分からないことは、ボンド役の津田(美波)さんに教えていただいています。スタッフの皆さんもすごく優しい。ロボコが迷惑をかけて、みんながサポートしている。アニメと一緒ですね」
松尾さんが演じるロボコは、メイドロボで可愛らしいメイド服を着ている。筋肉質で、膝は「ドラゴンボール」の屈強なキャラクターのナッパのようで……と個性的だ。松尾さんは演技について「『そのままでやってください』と言われました」と語る。
「最初、ちょっと声を作ってやったら『そんなに作らないでください』『普通の松尾さんでいいです』って言われて……。それでいいの!? 大丈夫なのかな?と思いながらやっています。声を張ることもあるけど、普段しゃべっている感じなんです。コントの時にしても、役に合わせて声を変えるし、ほぼ自分の声で演じるというのが、難しいんです。全てが未知数ですね。ただ、間(ま)には気を使っています。ちょっとためてから、受ける……などできる範囲で考えています」
「僕とロボコ」は、本編は約3分のショートアニメだ。約3分にせりふが詰め込まれている。
「テンポがめちゃくちゃ速いです。津田さんに『毎回こんな感じなんですか?』と聞いたら『特別ですよ』ということでしたし、ほかのアニメでは考えられないせりふの詰め込み方なんです。とにかく誰かがしゃべっていますしね。とんでもないところに入っちゃったな……と感じています」
松尾さんにとって「僕とロボコ」の収録は挑戦になっている。
「めちゃくちゃ挑戦ですね。お笑いの仕事をいろいろやらせていただいていますが『僕とロボコ』の仕事が一番大変です。事前の準備もありますし。でもやりがいがありますね」
松尾さんは昨年末に開催されたイベント「ジャンプフェスタ2023」の「僕とロボコ」のステージにロボコのコスプレで登場したことも話題になった。松尾さんの顔をよく見てみると、ロボコに似ているようにも見えてくる。メイド服を着ると、本物のロボコのようだ。
「周りのキャストから冗談で『松尾さんは顔キャスなの?』と言われたこともありました。僕は意識していなかったんですけどね。確かに目が似ているかもしれません。ジャンフェスに出させていただくことになり、津田さんからも『ロボコの衣装で出たらいんじゃないですか』と言っていただき、『できるならロボコの格好で出たいです!』とお願いしてみたんです。皆さんに動いていただき、オーダーメードで衣装を作っていただきました。自分で言うのもアレですけど、すごいロボコですね。似すぎて恥ずかしいんです(笑い)。今まで人前に出ていたのに、ロボコの格好だと急に恥ずかしくなって……。でも、子供に『ロボコだ!』と言ってもらった時はすごくうれしかったです。まだ一回しか着ていないので、また着てみたいです」
実写化されたら、松尾さんがロボコ役で……と期待する人もいるはず。「やりたいです! ほかにもっとうまい人がいるでしょうし、僕じゃなくてもいいんですけど、嫉妬しますね(笑い)」と意欲を見せる。
アニメは2クールの放送で、収録はまだまだ続く。「まだまだもっと頑張らないといけません!」と全力でぶつかる松尾さんの演技に注目したい。
「僕とロボコ」のテレビアニメ全28話を収録したブルーレイディスク(BD)が8月2日に発売される。映像特典として、大地監督が全話、全キャラ、全効果音を演じているVコンテも収録予定。
(C)宮崎周平/集英社・僕とロボコ製作委員会
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