とよた真帆:手を握り合い「うなずいてアイコンタクト」 亡き夫・青山真治さんの最期明かす 「徹子の部屋」で

とよた真帆さん
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とよた真帆さん

 俳優のとよた真帆さんが、4月10日午後1時から放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年3月、頸部(けいぶ)食道がんのため57歳で亡くなった、夫で映画監督の青山真治さんについて語った。

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 とよたさんは、約1年間に及んだ青山さんの闘病生活を振り返り、「最初は余命1年と言われたのが、次は数カ月に。最近の先生ははっきり言ってくださるので心構えができた。ただ夫は諦めずに最後までずっと良くなることを信じていました」と話した。

 続けて、「(夫は)笑顔とか冗談がたっぷりな人だったんですけど、どんどん笑顔とかユーモアが少なくなっていって。ただ、『痛い』とか『つらい』は一言も言わなかったです。それは本当に助かったといいますか、監督の愛情かなって思います」としみじみ語った。

 病院から急変の連絡を受け、とよたさんが駆け付けた時、青山さんは自分でトイレからベッドに戻るほどの元気があったという。「ただもう息が荒くて、言葉は出ない。でもうなずいて、(手を)握ってもうなずいて。目でアイコンタクトして」と当時の状況を説明。「すぐに強いお薬を打ってもらって、そのまま眠って。それから半日くらい病室で看病というか、見守っていたという感じです」と青山さんの最期を明かした。

 生前、青山さんは冗談めかして「僕は65歳で亡くなります」と公言していたという。とよたさんは「そんなこと言ってる人に限って長生きするから、なんて言ってたんですけどね。(夫は)『それよりも早かったな。予想よりも早くなっちゃった』って言ってました」と涙声で語った。

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