ときめきトゥナイト:初の大型原画展 美麗原画300点 初公開の下絵、付録用カット 想いヶ池再現も

「ときめきトゥナイト展」の展示物(C)池野恋/集英社
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「ときめきトゥナイト展」の展示物(C)池野恋/集英社

 池野恋さんの人気少女マンガ「ときめきトゥナイト」の初の大型原画展「ときめきトゥナイト展」が、7月19日から新宿高島屋(東京都渋谷区)で開催される。歴代3人のヒロインが活躍する3部作や、番外編、続編「ときめきトゥナイト それから」のカラーイラスト、肉筆原稿など300点以上の原画が展示される。初公開となる連載時の扉絵の下絵、予告カット、付録用のカットなども並ぶ。展示される原画の一部が公開された。

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 会場には、初代ヒロインの江藤蘭世(らんぜ)と真壁俊の名場面を再現したフォトスポットや、作中に登場した想いヶ池が出現する。想いヶ池は、「一番会いたい人のもとにテレポートできる」という不思議な池で、思いを込めてのぞき込むと水面が輝き、運命の相手の姿が見えるという。

 オリジナルグッズも発売される。蘭世と真壁が描かれたグラス「レトログラス<蘭世&真壁くん>」(2420円)、連載当時の付録用のカットを使用したドロップ「ドロップ缶<コーラ味>」(648円)、真壁がクリスマスイブの夜に蘭世にプレゼントした星のペンダントをイメージしたペンダント「真壁くんからのプレゼント『星型ペンダント』」(9900円)、ヨーコ犬のぬいぐるみ「ぬいぐるみ<ヨーコ犬>」(2420円)などをラインアップする。

 展覧会の開催を記念した公式図録(2200円)も発売される。「ときめきトゥナイト」のカラーイラストをはじめ、モノクロ原稿や付録用のカットなど300点以上を掲載。マンガ家の持田あきさん、槙ようこさんが、池野さんの画力について語るインタビューも掲載される。B5判、144ページ。

 「ときめきトゥナイト展」は、「記憶の扉」をテーマに、蘭世、2代目ヒロインの市橋なるみ、3代目ヒロインで蘭世の娘・愛良(あいら)の歴代3人のヒロインが活躍する3部作を中心に直筆原画、連載当時の付録用のカットが展示され、描き下ろしイラストが初公開される。池野さん直筆のキービジュアルも展示される。7月19日~8月7日に新宿高島屋、10月11~30日に京都高島屋(京都市下京区)で開催される。

 「ときめきトゥナイト」は、吸血鬼と狼女を両親に持ち、人間との恋を禁止されていた女の子・江藤蘭世が、人間の男の子・真壁俊に恋をしてしまう……というストーリー。1982年に蘭世が主人公の第1部が「りぼん」(集英社)で連載をスタート。1982~83年にテレビアニメが放送された。

 超能力を持つ少女・市橋なるみが主人公の第2部、蘭世の娘・愛良が主人公の第3部も連載され、新章「ときめきトゥナイト それから」が「Cookie」(同)で連載中。

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