海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第21回が10月30日に放送され、スズ子(趣里さん)の実母・キヌ役の中越典子さんの演技が、「すごすぎる」と視聴者の間で話題になった。
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第21回では、両親の実家がある香川で、地元の有力者・治郎丸家の法事に出席していたスズ子。そこでの親戚の様子を不審に思ったスズ子が叔母の大西タカ(西村亜矢子さん)を問い詰めると、実はスズ子が治郎丸家の子供で、亡き息子・菊三郎の娘だという事実を告げられる。ショックを受けたスズ子は、実母だと教えられたキヌが住む家へと向かう。
出迎えたキヌから、スズ子は自分と菊三郎との間の子で、妊娠が分かると女中だったキヌは治郎丸家を追い出され、実家からも勘当されてしまったと聞かされる。行く場所がなくなったキヌに、出産のため里帰り中だったツヤ(水川あさみさん)が救いの手を差し伸べ、ツヤの家で一緒に出産することに。出産後、ツヤはキヌに代わってスズ子を育てると申し出て、「あんたが育てられる思ったら、そん時はすぐにこの子を返す。今のあんたには無理や」と伝えた。
キヌはツヤに感謝していると話し、スズ子に「あんたがツヤちゃんのとこで元気にしとる思うと、うちもなんとか頑張れた」と打ち明けた。そして「こんな立派になって」と涙をぬぐった。
スズ子が立ち去ろうとすると、キヌは「スズ子さん!」と呼び止め、駆け寄ってくる。キヌは菊三郎の形見だという懐中時計を「ずっとあんたにあげたい思うとったんよ。もしも何か困ったことがあったら、お金にでもなんでもして」と差し出す。キヌはスズ子の手に懐中時計を乗せると、握った手を離すのが名残惜しそうに、スズ子の手を何度もさすった。キヌはグッと涙をこらえて、スズ子に背を向け、去って行った。
SNSでは「演技力に涙涙。実の娘がそこにいるうれしさ切なさ悲しさ全部詰まってた」「演技すごすぎて見入ってしまったよ…体感5分だったわすげえ…」「ずっと記憶に留めておきたいかのように鈴子の手を慈しむキヌさんの思いに胸がつまる」「白くてすべすべのスズ子の手を愛おしそうに握る、野良仕事と子育てで日焼けした手のひらの対比が(涙)」といった声が上がっていた。
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